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街頭、クールに決めろ 傘に扇風機、ランナー姿…

傘の内側にあるネット内の扇風機から風が送られ暑さをしのぐ候補者と夫人=5日、三重県伊勢市で

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 夏本番の蒸し暑さと、梅雨後半に特有の激しい雨との戦いを強いられる参院選。東海地方はこの先一週間は晴天が続き猛暑となる見通しで、候補者たちは扇風機付きの傘を愛用したり、涼しげなランナースタイルになったり、あの手この手で備える。各陣営が真夏の過酷な選挙戦を乗り切る秘策は−。

 頭上でプラスチック製の羽根がクルクル回る特別な傘を手放せないのは、三重の民主現職とその妻。取っ手にあるスイッチを押すと、涼風が吹き付ける。

 「頭の汗がすっと引いて心地良い」と妻。晴雨兼用のため、雨と暑さを同時にしのげて一石二鳥だ。

 公示前にたまたま通販で見つけて五千円ほどで購入した。炎天下やジメジメした降雨時の街頭演説でも「快適に過ごせる」と移動時には車に常備する。

 岐阜の民主新人の女性は道具に頼らず、ピンクの短パンやポロシャツなど、スポーティーな装いで暑さを吹き飛ばす。「涼しいし、最後まで走りきるイメージもある」と、街頭演説にもあえてランナースタイルで臨む。

 ただ、夏の日差しは美肌には大敵。「やっぱり、女性ですから」と日焼け止めは欠かせない。汗をかくたびに塗り直し、「頻繁につけないと、効かないんです」と苦笑いする。

 愛知のみんな新人の女性は、医師ならではの知識を生かし、演説で喉を痛めないよう、医薬品を使った吸入をするのが日課だ。「喉の炎症を防ぐのに効果的」。街頭で叫んでも声がかれることも少なくなった。

 梅雨時は湿気が強く、自慢の巻き髪が乱れるという悩みも。髪を巻き付けるカーラーを事務所に置き、空き時間を使ってこまめに髪形を整える。

 スタミナを付けて猛暑を乗り切るのは、愛知の自民新人の男性。丼飯やおかずの肉料理を腹いっぱい食べて体力を維持する。ただ、夕食の時間は演説や業界団体回りの日程を終えた午後十時ごろで、唯一の悩みは「太ってきちゃったこと」。

 名古屋地方気象台によると、東海地方は六日から一週間、高気圧に覆われておおむね晴れの予報。最高気温は平年よりかなり高くなる所もあり、熱中症など体調管理に注意が必要だ。