中日新聞プラス
中日新聞 chunichi web
文字サイズ
中部ニュース

首長静観ムード 衆院選から一変

 四日公示の参院選は、昨年暮れの衆院選に比べて首長の存在感が薄くなっている。地域政党・減税日本代表の河村たかし名古屋市長は、地元の愛知選挙区に新人を擁立するが、衆院選に日本未来の党代表として臨んだ嘉田由紀子滋賀県知事は、一部候補を応援する程度。橋下徹大阪市長らが率いる日本維新の会も支持率が低迷し、国政初挑戦となった衆院選当時ほどの注目度はない。

 河村市長は参院選期間中、週末を中心に公務の合間をぬって、新人の応援演説に駆けつける。「国会に減税日本の橋頭堡(きょうとうほ)を築く」と鼻息は荒い。

 ただ、昨年の衆院選では、岐阜や茨城、大阪などの選挙区にも減税日本出身候補を計十六人擁立したが、今回は愛知の一人だけ。比例代表には擁立しない。維新などとの連携を求め東京、名古屋、大阪の間を奔走した衆院選とは対照的に動きは地元限定だ。

 嘉田知事は、脱原発を看板に掲げるみどりの風などの候補を応援する予定。インターネットを活用した支援も検討する。「国政レベルで言うべきことは言う」と語るものの、衆院選ほどの忙しさにはならなそう。

 岐阜の古田肇、三重の鈴木英敬、長野の阿部守一、福井の西川一誠各知事はいずれも、特定候補の応援は控え、中立を守る。

 大村秀章愛知県知事も参院選とは距離を置く構えだ。衆院選では、公示直前ごろまで「非自民・非民主の第三極結集」を唱え、維新などの関係者と接触したが、今回は目立った動きはない。河村市長とは盟友関係を維持するが「各党候補から応援要請があれば、どうするか検討する」と語るにとどめている。