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野党、巻き返しに全力 情勢調査

2016年6月25日

 報道各社の序盤情勢調査で、改憲勢力が改憲発議に必要な三分の二(百六十二議席)をうかがう結果が出たことを受けて、野党幹部は二十四日、巻き返しに向けて憲法問題を重点的に訴えた。

 民進党の岡田克也代表は党本部での会見で「(改憲勢力が)三分の二になると、まさしく憲法改正に手がかかる。そのことは国民にしっかりと訴えていかなければならない。まず三分の二を阻止する」と決意を語った。

 共産党の志位和夫委員長は横浜市内で記者団に「まだこれからだ。三分の二を許さない戦いを続けていくことに変わりはない。共闘効果が出始めている」と三十二ある一人区での戦いでの手応えを訴えた。

 一方、安倍晋三首相(自民党総裁)はTBSテレビ番組で、改憲について「どこを改正していくかは国会で発議してもらう。まだ合意を得られていない。九条は現状では厳しい。落ち着いた場所で静かに議論したい」と述べた。

 公明党の山口那津男代表は名古屋市内で記者団に「憲法論議は成熟に至っていない。引き続き国会で議論し、国民の理解を深める努力を着実に行うべきだ」と急いで改憲する必要はないとの考えを示した。

 改憲に前向きなおおさか維新の会の松井一郎代表は、東京都内での街頭演説で「憲法改正か否かが争点ではない。税金の使い方を見直していこう」と語った。

 (篠ケ瀬祐司)

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