全国

野党「改憲阻止」、自公は共闘批判 街頭などで各党首が論戦

2016年6月20日

 参院選(二十二日公示、七月十日投開票)に向け、与野党党首は十九日、街頭演説やテレビ討論で論戦を交わした。自民党総裁の安倍晋三首相、公明党の山口那津男代表は街頭演説で、三十二の一人区全てに統一候補を擁立する野党四党の共闘を批判した。野党は民進党の岡田克也代表、共産党の志位和夫委員長ら三党首がそろって街頭演説し、改憲阻止や安全保障関連法の廃止を訴えた。

 首相は千葉県のJR船橋駅前で「今、民進党と共産党は手を携え戦っている。共通する政策はほとんどないのに、安倍政権を倒すという一点のみで力を合わせている。無責任だ」と、アベノミクスなどの政策で対案を示すよう要求。安保法を廃止すれば「日米同盟の絆が断ち切られ、同盟の根底が覆される」と訴えた。

 山口氏は東京都のJR立川駅前で野党共闘について「安保法制を廃止する一点で一致しているが、国民が本当に知りたいことは、選挙後にどういう政治を行うかだ」と野党を批判した。

 民進、共産、社民の野党三党の党首は安保法廃止を訴える市民団体「市民連合」とともに東京のJR有楽町駅前で街頭演説に立った。

 岡田氏は九条改憲について「首相の最大の狙いだ。許してはならない」と指摘し「平和主義を大事にして歩んでいくのか、海外で武力行使できる国に変えてしまうのか、大きな分岐点だ」と強調した。

 志位氏は「憲法を守る、まっとうな政治を取り戻すことは最優先。野党共闘は野合ではない。希望だ」と共闘批判に反論した。

 社民党の吉田忠智党首は「憲法を守らない安倍政治の暴走を止める戦いだ」と訴えた。生活の党の小沢一郎共同代表は米沢隆・元民社党委員長の葬儀参列のため欠席した。

 小沢氏はネット党首討論で「憲法は国民の命とくらし、基本的人権を守る最高のルール。首相の進めているような改憲には賛成できない」と述べた。

 おおさか維新の会代表の松井一郎・大阪府知事はNHK番組で「憲法を真面目に議論するのは当然だ」と指摘。日本のこころを大切にする党の中山恭子代表は「自主憲法草案の概要を近々、発表したい」と明らかにした。新党改革の荒井広幸代表は改憲について「時期尚早だ」と述べた。

主な政党の公約

新聞購読のご案内