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改憲「次の国会から議論」 首相意向、審査会で具体的条文

2016年6月20日

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 安倍晋三首相(自民党総裁)は十九日、インターネット動画中継サイト「ニコニコ動画」の党首討論会で、改憲について「参院選の結果を受け、どの条文を変えていくか、条文の中身をどのように変えていくかについて、議論を進めていきたい。次の国会から憲法審査会を動かしていきたい。自民党の総裁としてぜひ動かしたい」と述べ、秋の臨時国会から、衆参両院に設置されている憲法審査会で具体的な改憲項目の議論を与野党で進めたい考えを示した。

 首相は在任中の改憲に意欲を示している。首相の党総裁任期が切れる二〇一八年九月までに改憲の国民投票を終えるためには、来年秋の臨時国会で原案を審議し、発議する必要がある。そのためには、今年後半から国会で議論を始め、来年前半の通常国会までに原案をまとめる必要がある。

 参院選で与党が改憲の争点化を避けていると野党側が批判したのに対し、首相は「(改憲は)自民党結党の精神。選挙で争点とすることは、必ずしも必要はない」と反論。「私たちは党草案を示しており、何も隠していない」と強調した。

 一方、公明党の山口那津男代表は「改憲について、国民に問いかけるほど議論が成熟していない。議論を深めて国民の理解を伴うようにしなければならない」と慎重な議論を求めた。

 民進党の岡田克也代表は「立憲主義を理解している首相でないと、非常に危ない。(首相は)最後は力で押し切る。改憲はよほど慎重でなければならない」と首相をけん制した。

 改憲には原案を衆院百人以上、参院五十人以上の賛同で提案。その後、両院の憲法審査会で審査した後、衆参の本会議でともに三分の二以上の賛成で可決し、国民に発議しなければならない。発議後、六十〜百八十日以内に国民投票が行われ、承認には過半数の賛成が必要となる。

 討論会には、首相を含む与野党九党の党首が参加した。

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