全国

若者よ、棄権は損 「シルバー民主主義」懸念

2016年6月17日

 七月十日投開票の参院選は、選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられる。ただ若者の投票率は高齢者より低く、人口も高齢者を大きく下回る。国のデータを基に、近年の国政選挙の投票行動を分析すると、二十代の投票者数は六十代の三分の一にすぎず、高齢者に有利な政策が採用される「シルバー民主主義」を懸念する声も上がる。

 国の借金残高が一千兆円に上る中、安倍政権は消費税増税を二年半延期した。負担を先送りすればするほど、若者の痛みは大きくなる。民間シンクタンクの試算によると、国政選挙で若者の投票率が1ポイント下がると、国の借金(国債発行額)が若者一人当たり年に五万四千円増えるという相関関係が浮かび上がる。

 若者が投票所に足を運ばないと、年金など社会保障の受益と負担を巡る世代間格差が、ますます深刻になりかねない。

主な政党の公約

新聞購読のご案内