全国

1人区重視、早くも舌戦 首相、5県連続遊説

2016年6月10日

 七月十日の投開票まで一カ月となった参院選。安倍晋三首相(自民党総裁)は九日、山形県入りして遊説。これまで足を運んだのは勝敗を左右する一人区だけだ。三十二の一人区すべてで野党統一候補を立てる民進、共産、社民、生活四党幹部も一人区を積極的に回っており、焦点の一人区で総力を挙げた舌戦が展開されている。

 首相は山形市での演説で、山形選挙区から立候補予定の無所属の野党統一候補について「民進党、共産党のどちらの考え方に賛成するのか、はっきり示すべきだ」とけん制した。

 首相は今月三、四両日に被災地視察として福島、大分、熊本を訪問。八日に山梨、この日の山形と、五県続けて一人区を選んだ。十日に訪問予定の奈良、三重両県も一人区だ。

 民進党の枝野幸男幹事長も九日、一人区の石川に入り、金沢市内で街頭演説。「自民党王国の石川で風穴をあける意味は大きい」と訴えた。共産党の小池晃書記局長も九日、一人区の宮城、福島で支持を訴えた。

 野党四党は八日には新潟県長岡市で、共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎共同代表らがそろって共闘態勢をアピールしている。

 (木谷孝洋)

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