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首相、民進・山尾氏と舌戦 アベノミクス成否巡り

2016年6月9日

 安倍晋三首相(自民党総裁)と民進党の山尾志桜里政調会長(衆院愛知7区)は八日、参院選山梨選挙区の党公認候補の応援で山梨県入りし、甲府市のJR甲府駅前でそれぞれ街頭演説した。待機児童問題などで国会論戦を繰り広げた両氏が、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成否を巡って訴えた。

 首相は、安倍政権の三年半で民主党政権時代より中小企業の倒産件数が減り雇用も増えたと強調。税収も大幅に増えたとして「成長すれば社会保障を充実でき、成長のための資金にもなる。成長と分配の新しい好循環をしっかりと回していく」と述べた。

 首相より四時間半ほど遅れて甲府駅前で演説した山尾氏は、民主党政権での実質経済成長率は安倍政権の三年間よりも高かったと反論。「首相は、円安・株高にすれば会社がもうかって賃金が上がって消費が上向くと言う。現実は実質賃金は下がり、家計の消費は冷え込みっぱなしだ」と指摘した。年金運用で巨額の損失を出した問題にも触れ、「なぜアベノミクスの失敗のツケを社会保障に回そうとするのか」と批判した。

 (宮尾幹成)

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