全国

首相、退陣明言せず 改選過半数届かない場合

2016年6月5日

 各党幹部らが四日、各地で舌戦を繰り広げた。安倍晋三首相(自民党総裁)は経済政策アベノミクス推進へ意欲を表明。目標とした与党による改選過半数(六十一議席)獲得に届かなかった場合に退陣する可能性について明言を避けた。一方、民進党の岡田克也代表は、自民党など改憲勢力が憲法改正の国会発議に必要な定数の三分の二以上を占める事態を阻止する決意を示した。

 首相は視察先の熊本県益城町で記者団に「アベノミクスを進めるか、かつての民主党政権時代のような状況に戻るのかを決める選挙だ」と強調。改選過半数に達しなかった際、退陣する意思の有無を問われ「選挙を勝ち抜き、何としても与党で過半数を獲得する。そのことで頭はいっぱいだ」と述べるにとどめた。

 消費税増税の再延期を踏まえ、社会保障の充実は、二日に閣議決定した「一億総活躍プラン」に関係する政策を優先させるとした。財源について「アベノミクスの果実を活用したい」と述べた。

 岡田氏は三重県四日市市で、安倍政権の経済運営を批判。「だんだん円高になってきた。アベノミクスは空中分解すると思う」と指摘した。改選過半数を狙う首相の方針に関し記者団に「真に受けない方がいい。本来の目標は参院改憲勢力三分の二だ。絶対阻止しなければならない」と述べた。

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