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全1人区で野党一本化 自民と一騎打ちに

2016年6月1日

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 参院選に向け、三十二ある改選一人区で民進、共産、社民、生活の野党四党が進めてきた候補の一本化調整が三十一日、すべて完了した。最後に残っていた佐賀選挙区で、共産党県委員会が擁立していた候補を取り下げ、民進党元職の支援に回ると発表した。自民党も一人区はすべて公認候補を擁立しており、実質的に自民との一騎打ちとなる見通し。

 通常国会は会期延長せず一日に閉幕する。参院選は六月二十二日公示−七月十日投開票の予定。

 野党系統一候補の内訳は無所属十六人、民進党公認十五人のほか、香川では唯一共産党が公認を擁立する。旧民主、生活両党の元職や衆院議員経験者が無所属で出馬するケースもある。

 野党共闘は、昨年の通常国会で政府提出の安全保障関連法に足並みをそろえて反対したのに始まる。五つの市民団体でつくる「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が、参院選一人区で野党候補の一本化を強く求めたこともあり、各選挙区で調整を進めてきた。

 二〇一三年参院選では、三十一(当時)の一人区のうち、民主が候補擁立を見送ったケースなどを除き、主要野党が候補を一本化したのは沖縄だけだった。一人区で野党系が当選したのは岩手と沖縄だけだった。

 今年四月の衆院北海道5区補選では、野党四党が無所属の統一候補を支援。自民候補に約一万二千票差で敗れたが、一四年衆院選で民主、共産の両候補が得た合計に近い票数を獲得した。民進には、共産との共闘で保守票が逃げることを警戒する声もあったが、統一候補の効果が実証される結果になった。

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