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4野党、31日に不信任案 「アベノミクス失敗」

2016年5月30日

 民進、共産、社民、生活の野党四党は三十日午後、党首会談を国会で開き、内閣不信任決議案の扱いについて最終協議する。三十一日に衆院へ共同提出し、内閣総辞職を求める方針だ。民進党幹部らは二十九日、安倍晋三首相が来年四月予定の消費税増税の延期意向を固めたのは「アベノミクス」が失敗したためだとし、参院選へ向け対決色を強めた。

 民進党の岡田克也代表は三重県で街頭演説し、首相が前回、衆院を解散した二〇一四年当時と比べ「経済はむしろ悪化している。首相の責任は大きい」と追及。記者団の問いに「首相は退陣すべきだ」と力説した。

 枝野幸男幹事長と共産党の山下芳生副委員長は松江市などでそろって街頭演説。参院選候補予定者の応援で両党幹部が並んだのは初めてで、社民党の島根県連合幹部も同席した。枝野氏は改選一人区の野党候補一本化に関し「国民の後押しで大きく進んだ」、山下氏は「野党がばらばらでは国民の期待に応えられない」と共闘の意義を強調し、支持を呼び掛けた。

 不信任案を出せば首相が衆院解散に踏み切るとの見方に対しては、共産党の志位和夫委員長が静岡市での講演で「民進党との間で突っ込んだ協議を始めている」と水面下の動きを明かした上で「衆参同日選になれば一挙に連携態勢をつくる」と気勢を上げた。

 自民党の下村博文総裁特別補佐はフジテレビ番組で、不信任案を提出する野党側の方針に関し「首相が判断することだが、50%(の可能性)で衆院解散はあり得る」と、けん制した。

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