全国

社民党首「民進と合流も」 党内は慎重論強く

2016年5月13日

 社民党の吉田忠智党首は十二日の党常任幹事会で、夏の参院選に向け「党は極めて厳しい状況にある。民進党との合流も選択肢として考えられる」と述べた。常任幹事会後、国会内で記者団に明らかにした。社民党内には合流に慎重論が強く、早期の実現は難しいとの見方が両党内に多い。

 吉田氏は常任幹事会で、参院選で他の野党と比例代表の「統一名簿」をつくる選挙協力を優先的に模索していく考えを表明。社民党単独で参院選に臨む可能性も含め、月末までに地方組織も交えて議論し、党の方針を最終的に決めることを確認した。

 野党による「統一名簿」を目指していた小林節・慶応大名誉教授が参院選に向けて設立する政治団体「国民怒りの声」への対応についても意見交換した。

 吉田氏は常任幹事会後、記者団に、民進党の岡田克也代表と近く会談し、参院選での野党共闘について話し合う意向を示した。

 ただ、社民党内には、民進党との基本政策の違いや旧社会党時代を含め六十年余続く伝統への愛着などから、合流には慎重な意見が強い。福島瑞穂副党首は合流について「党内で議論したことは一度もない」と記者団に述べた。

 社民党の所属議員は衆院二人、参院三人。参院選では、共に比例代表で改選を迎える吉田、福島両氏の二議席死守を目指す。二〇一三年の参院選では、比例代表の一議席獲得にとどまった。

主な政党の公約

新聞購読のご案内