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政治団体「国民怒りの声」立ち上げへ 小林節氏ら改憲阻止目指す

2016年5月10日

小林節氏

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 安全保障関連法の廃止を訴えてきた憲法学者の小林節・慶応大名誉教授(67)は九日、東京都内で記者会見し、夏の参院選に向けて政治団体「国民怒りの声」を立ち上げると発表した。比例代表に小林氏を含む候補者十人以上を擁立し、安保法廃止や、与党と改憲に前向きな勢力による改憲発議に必要な三分の二以上の議席確保の阻止を目指す。

 小林氏は安保法について「立憲主義の危機だ」と主張。「安倍政権の暴走は止めたいが、民主党政権の失政を許せず、共産党に投票する気になれない有権者の代弁者として、第三の旗を立てる」と述べた。基本政策として「言論の自由回復」や原発廃止も掲げた。

 小林氏は参院選の選挙区には候補を立てず、野党から申し出があった場合、推薦する可能性があるとした。参院選では、十人以上の候補者がいれば「確認団体」として政党並みの選挙運動が可能となる。

 小林氏は昨年六月の衆院憲法審査会に参考人として出席し、審議中だった安保関連法案について「違憲」と主張した。参院選に向け、比例代表で野党候補が新たな政治団体に名前を連ねる「統一名簿」を提唱したが、進展がなかったため、政治団体設立に踏み切った。

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