長野

1議席攻防、あす投開票

2016年7月9日

写真

 一年半ぶりの国政選挙となった参院選は十日、投開票される。今回から改選数が二から一に削減された長野選挙区は、民進新人の杉尾秀哉さん(58)と、自民現職の若林健太さん(52)の事実上の一騎打ちとなった。安倍政権の経済政策や安全保障関連法の是非を巡る激戦に有権者の審判が下される。

 長野選挙区は補選を除けば一九五〇年の第二回参院選から一貫して改選数二が続き、九八年からは六回連続で自民と旧民主が議席を分け合ってきた。

 改選数減で与野党は今回初めて一議席を奪い合う激戦になり、民進、共産、社民の三党は候補者を杉尾さんに一本化。自民、公明が推す若林さんと対決する構図になり、全国の注目区になった。

 元ニュースキャスターの杉尾さんは、安倍政権の打倒と改憲の阻止、弱者のための政治を訴える。各党や市民団体との街頭演説や公民館単位での演説会を続け、支持固めと無党派層の取り込みを目指してきた。選挙戦最終日の九日は長野市内で支持を呼び掛ける。

 再選を目指す若林さんは一期六年の実績を強調。安倍首相の経済政策「アベノミクス」の継続を訴え、野党共闘を野合と批判する。安倍首相が選挙期間中に二回県内遊説に入るなど、党本部の全面支援を受けて無党派層への浸透を図る。九日は松本市などで最後の訴えを繰り広げる。

 長野選挙区にはほかに諸派新人の及川幸久さん(56)が立候補し、各地で個人演説会を開いて支持を呼び掛けている。

 (参院選取材班)

主な政党の公約

新聞購読のご案内