長野

1議席めぐり激戦へ 3氏が立候補見通し

2016年6月21日

 一年半ぶりの国政選挙となる参院選は二十二日、公示される。公選法改正で選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられるのに加え、長野選挙区は改選数が二から一に削減される。七月十日の投開票に向け、選挙制度と構図が前回選までとは一変した選挙戦が始まる。

 同選挙区は補選を除けば一九五〇年の第二回参院選から一貫して改選数二が続き、九八年からは六回連続で自民と旧民主が議席を分け合ってきた。自民、民進両党は今回初めて、一議席を奪い合う激戦に突入する。

 昨年九月の安全保障関連法の成立を受け、野党共闘の機運が高まり、民主、共産、社民が候補者を一本化し、自公との事実上の一騎打ちに持ち込んだ。六人が立候補した前回選とは打って変わり、三十六年ぶりに立候補者が三人にとどまる見通しだ。

 二期目を目指す自民現職の若林健太さん(52)=公明推薦=は、六年の実績を訴え支援団体の支持固めを進める。十二日には高い支持率を維持する安倍晋三首相と共に県内を巡るなど無党派層などへの浸透も図る。野党の共闘を「野合」と批判し、前回選より十四万票積み増して、五十万票での勝利を目指す。

 TBSキャスターから挑む民進新人の杉尾秀哉さん(58)=共産、社民推薦=は、知名度を武器に、安倍政権の退陣と改憲の阻止を訴え、無党派層に食い込みを図る。前回選の野党候補者の得票を合わせると六十万票を超えており、支持層を固められるかが焦点。市民団体のミニ集会などに積極的に参加する。

 長野選挙区には諸派の新人及川幸久さん(56)も立候補を表明している。

 公選法改正で、市町村は投票日に駅前や商業施設などに「共通投票所」を設置することが可能になり、参院選では県内で唯一高森町が、商業施設に共通投票所を設置する。

 (参院選取材班)

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