長野

激選火ぶた 立候補予定者、あいさつ回り

2016年6月2日

 通常国会が閉会した一日、長野選挙区の立候補予定者たちは早くも支援者の会合への出席やあいさつ回りに精力的に動きだした。二十二日公示、七月十日投開票が見込まれる参院選に向け、事実上の選挙戦に入った。(

 今回から改選数が「二」から「一」に減り、補選を除いて過去六回、自民と旧民主が議席を分け合ってきた構図が一転、自公と野党連合の推薦候補による激戦が予想される。

 再選を目指す自民現職の若林健太さん(52)=公明推薦=は「経済の再生と地方創生を責任持って訴えていく」と気を引き締める。本会議終了後、すぐに地元に戻り、支援者の会合への出席やミニ集会、業界団体のあいさつ回りに追われた。

 参院選の争点となるアベノミクスの正否については「取り組みはまだ道半ばだが、マクロ経済では十分成果が出ている」と強調。野党に失敗だと批判されることに「株は上がったり、下がったりするもの。的外れだ」と批判した。

 民進新人の杉尾秀哉さん(58)=共産、社民推薦=は早朝から長野市などであいさつ回りや会合を重ねた。国会閉会を受け「出馬を決めてから必死に活動し、あっという間だったが、これからが本番だ」と引き締めた。

 「安保法制や憲法、人口減少対策などが争点になる。今のままの政治でいいのか伝えたい」と強調。「参院選があることを知らない有権者も多く、認知度を上げないといけない。時間と体力の許す限り市民の集まる場所に出て訴える」と意気込む。

 長野選挙区には、諸派の新人及川幸久さん(55)も立候補を表明している。

(参院選取材班)

◆各党の談話

 <自民県連の古田芙士幹事長>問われるのは責任ある政策や実行力だ。景気回復の実感を得られるよう、アベノミクスの恩恵を地方に届けることを訴える。安保法反対だけで共闘する野合に、広い長野を任せるわけにはいかない。厳しい戦いだが必ず勝ち抜く。

 <公明県本部の太田昌孝代表>若者、女性が活躍できる社会の実現や、子育て支援、地方創生などの重点政策をしっかりと訴えていく。防災や災害復興に力を入れる姿勢もアピールしたい。推薦する若林氏と、比例重点候補の長沢広明氏の当選を目指す。

 <民進県連の倉田竜彦幹事長>安倍首相は議論をしないまま消費税増税の延期を決め、最後まで政権の強引さが現れた国会だった。参院選に向けて安保法制の問題やアベノミクスが破綻していることを訴えていく。野党統一候補の杉尾氏の当選に全力を尽くす。

 <共産県委員会の鮎沢聡委員長>安倍政治に審判を下し、自公を参院少数派に追い込む。政治を変えるチャンスだと訴えたい。杉尾氏の当選に向けて市民に呼び掛ける。比例では県出身の武田良介氏の当選を目指し、二十万票以上を狙う。

 <社民県連の竹内久幸代表>憲法改正を目指す安倍政権の強引な姿勢は変わっておらず、与党の議席を増やすわけにはいかない。安保法制の廃止やアベノミクスによる格差拡大の阻止を訴える。杉尾氏を当選させ、比例では吉田忠智党首の再選を目指す。

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