福井

<人生の先輩より。>(中) 33歳・クレヨンいとうさん(勝山)

2016年6月25日

 吉本興業が東日本大震災直後に始めた地域活性化プロジェクトで「住みます芸人」となったクレヨンいとうさん(33)=永平寺町出身=は、故郷へUターンして五年。仕事で知り合った女性と結婚し、七月には第一子が産まれる。県内を飛び回り、福井の良さを発信する日々だ。

 「今回は妻と初めて勝山市で投票します。大阪にいる時も投票を欠かしたことはありません。実家では行くのが当たり前だったし。母から『投票どうするの』と電話があったり、兄と『休みなら一緒に行くか』と話したり。十八歳で選挙権をもらっても行っていたと思う」

 投票の基準は、地元のことを具体的に公約に記しているかどうか。情報はインターネットやテレビ、新聞で収集する。

 「僕らの世代でもネットの影響が大きいから、若い子はなおさら。選挙カーでの移動や街頭演説だけでは声が届かない。例えば、候補者同士が政治コントで政策を紹介するとか。でも実際には難しいから、動画の投稿とかはどうでしょう」

 目立ちたがり屋だったという小学六年生の時、児童会長に立候補して当選。トップの責任を実感した経験もある。

 「友達が『あいつにやらせたら面白くなるんじゃないか』と投票してくれたけど、会長やからと意識して真面目になってしまい、粛々と役目をこなしただけ。そういう意味では期待に応えられなかった。ただ、花壇をきれいにするという公約は守りましたよ。政治家は自分が言ったことをそのままやればいいんじゃないかと思います」

 最初の投票は家族で行った。ちょっと緊張しつつも、張り切っていた記憶がある。

 「どう選ぶか、どう主張を判断するか、分からなかったら家族や友達と話してみるのもいい。だけど、最後に書くのは自分。自分の考え、直感を信じて」

主な政党の公約

新聞購読のご案内