福井

福井で公開討論会(詳報)

2016年6月15日

◆山崎氏 高速交通体系を整備

◆横山氏 働く人の生活改善を

 6月22日公示、7月10日投開票の参院選を前に13日夜、福井市のハピリン内のハピリンホールで開かれた福井選挙区(改選数1)の立候補予定者による公開討論会。自民党公認で参院議長の山崎正昭氏(74)=公明推薦=と、連合福井事務局長で無所属新人の横山龍寛氏(51)=民進、共産、社民推薦=の主な発言を紹介する。討論会には政治団体「幸福実現党」県本部副代表の新人白川康之氏(59)も出席した。=各テーマの発言順で掲載。

 【経済政策】

 横山氏 アベノミクスで大企業は過去最大の収益を上げた。だが、収益が下請けに流れず、賃金にも反映されていない。実質賃金は五年連続で下がっている。最低賃金の引き上げ、非正規から正規雇用への転換など働く人の生活を良くして経済を良くする。

 山崎氏 この三年半で株価や国内総生産、就業者数は着実に改善し、株価は約二倍になった。二十年近く続いたデフレからの脱却の一歩だ。アベノミクスは道半ばだが順調に推移している。この成果を生かして成長と分配の好循環で、真の景気回復を実現する。

 【消費増税再延期】

 横山氏 中小企業は依然厳しく、再延期はやむを得ない。縦割りの行政による予算執行の無駄を廃し、予算使途を見直せばまかなえる。ただ、二〇二五年に団塊の世代が七十五歳を迎えることを考えれば、適切な時期が来たら10%に引き上げるべきだ。

 山崎氏 日本経済の現状や世界経済が直面するリスクを考えれば、再延期は適切。三年半で税収は二十一兆円増えた。消費税の引き上げ分が八兆円。残りはアベノミクスの成果だ。ただ、地方は厳しい。高速交通の整備進展が活性化、税収増加につながる。

 【地方創生】

 山崎氏 故郷の発展なくして国の繁栄なし。県の地方創生の基盤となるのは高速交通体系の整備で、北陸新幹線や中部縦貫自動車道の整備にしっかり取り組む。働きやすい、子育てしやすい社会の構築も欠かせない。そういうことが人口減少の歯止めになる。

 横山氏 情報発信が福井を良くするキーワードだと思う。福井は絶対子育てしやすい。食が良く、自然環境に恵まれている。福井の情報を発信し、自慢する。そして来てもらう。若い人が集まれる場も作りたい。若い人が中心にいれば福井は良くなる。

 【安全保障・憲法改正】

 山崎氏 日本を取り巻く環境は厳しい。安全保障関連法は自国防衛のため限定の付いた集団的自衛権を認めてほしいという法律。議長として慎重に賛否を問うた。戦争法とか、徴兵制が起きるとは一文も書いていない。憲法改正は主権者たる国民が決めること。

 横山氏 先人たちがもう戦争はしないと決意し、残した平和憲法を守る。平和な日本は世界のブランドになっている。集団的自衛権行使容認は多くの学者も憲法違反と指摘した。あれだけ反対したのに私たちの声が政治に届いていない。この声を届けたい。

 (参院選取材班)

主な政党の公約

新聞購読のご案内