福井

未来へ、選挙モードに県内も突入

2016年6月2日

 国会が閉会した1日、7月10日投開票の参院選に向けて福井選挙区の立候補予定者の動きが加速し、事実上の選挙戦に突入した。自民党現職の山崎正昭氏(74)は参院議長の大役を果たし、徐々に選挙モードに。連合福井事務局長で無所属の新人横山龍寛氏(51)は「残り期間はあとわずか」と気合を入れ直した。

◆議長、正々堂々と 山崎正昭氏(74)=自民・現 

 正午ごろ、議長として参院本会議の議事進行を無事終えた山崎氏。「波静か、平穏の中で閉会を迎えられた」と柔和な笑みを浮かべた。午後一時過ぎには、議長室で安倍晋三首相からのあいさつを受けた。

 二、三の両日は公務があり、福井に戻るのは三日午後の予定。この日は電話で地元と選挙関係の調整を進めた。野党共闘の横山氏に対しても「議長をした身ですから正々堂々、マイペースで戦う」と動じない。

 政治家人生の集大成として描くふるさと像がある。「子どもには夢を、若者には希望を、お年寄り・子育て中の女性には安心を」。実現のため、信条とする愛郷無限の精神を発揮していく覚悟だ。

 消費税増税の延期については「福井と国の経済再生を一にも二にも成し遂げたい」と強調。その上で「経済成長の果実は社会福祉に充てていく」と語った。

◆集落で思い訴え 横山龍寛氏(51)=無所属・新 

 半袖姿の横山氏は、勢いよく車に乗り込むと、午前九時にあわら市の後援会事務所を出発。坂井市とあわら市の集落を回った。畑仕事や庭仕事をしている人を見つけては駈け寄り「この顔と声と思いを知って」と声を掛けて握手した。

 公民館前では「一生懸命働いて暮らす人たちが豊かで安心して一日を過ごせるよう、政治に思いを届けようと毎日訴えている」と演説。「私たちの声を政治に届けたい。そして、政治も私たちに手を差し伸べる。そんな政治を目指したい」と訴えた。

 夕方には、連合福井などが主催する憲法勉強会で、昨年九月の労働者派遣法の改正に触れ「政府は企業のもうけのため、一生派遣でいることを可能にした」と憤慨。集団的自衛権の閣議決定には「個別的自衛権との区別が付いていない人が多く、政府も丁寧な説明がない」などと熱弁を振るった。

 福井選挙区では政治団体「幸福実現党」の党県本部副代表の白川康之氏(59)も立候補を表明している。

(山本洋児、塚田真裕)

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