福井

<政党県代表に聞く>(1) 自民県連・山本拓会長

2016年5月24日

「18歳選挙権」について、最初の投票が大事と語る山本会長=鯖江市内で

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 参院選が公示まで一カ月に迫った。安倍政権の経済政策「アベノミクス」や三月に施行された安全保障関連法の是非などが主な争点となりそうだ。選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられて初の国政選挙としても注目される。主な政党の県内組織の代表者に、政策や戦略などを聞いた。

◆前回得票率超えたい

 −参院選の争点は。

 「現時点では消費税増税。予定通り来年四月に増税しても、延期しても一長一短がある。財政出動は間違いなく、借金してやるか、国民に負担を求めるかで評価は変わる」

 −安倍首相は改憲に意欲を示している。

 「自民党は結党以来、自主憲法制定を党是にしている。発議には自公中心に衆参とも三分の二の議席が必要。衆院は三分の二を占め、現実的になってきた。ただ国民投票の過半数が必要で、ハードルは高い」

 −県連の目標は。

 「山崎正昭氏は、今国会期末の六月一日に議長職が事実上終わり、党本部で公認が決まると思う。前回参院選(三年前)の得票率を上回ることだ」

 −重視する県政課題は。

 「原発の安全性。立地県のメリットを確保する政策を担保していく必要もある。農業は売れる物を作ることが大事。北陸新幹線は一日も早く大阪までつなぐ。敦賀以西は県議会が決議した小浜−京都ルートの実現に全力を挙げたい」

 −野党共闘をどうみる。

 「反自民での一本化は油断できないが、マイペースで一票一票を固めていけば負ける選挙ではない」

 −衆参同日選への見解と対応は。

 「総理の判断になる。熊本地震の被災者は多い。仮にあったら、てんてこ舞いになる。福井は1、2区の候補者を選び、衆参一体の体制をとるしかない」

 −選挙権が十八歳以上に引き下げられる。若者にどう訴える。

 「最初の投票は、次につながるから大事。県連独自でパンフレットを作る。テーマは『あなたの幸福度をアップする十八歳選挙権』。政治の役割として道路や橋を造る話ではなく、働き方や健康、治安など生活に身近な所に焦点を当てる」 (聞き手・山本洋児)

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