福井

自民に野党共闘で対抗 参院選、各陣営準備進む

2016年4月27日

 夏の参院選で想定されている公示まで二カ月ほどに迫った。福井選挙区(改選数一)は、自民出身で参院議長の山崎正昭氏(73)と、無所属新人で連合福井事務局長の横山龍寛氏(51)=民進、社民推薦=が出馬を予定し、自民に野党が共闘して挑む構図になる見通しだ。政治団体「幸福実現党」県本部副代表の白川康之氏(59)も立候補を表明している。

 参院選は六月二十三日ごろの公示、七月十日投開票が有力視されている。日程は、今国会の会期末とされる六月一日以降の閣議で正式決定される。

 五選を目指す山崎氏は昨年八月に立候補表明し、自民党県連が党本部に公認申請した。参院議長のため、党公認は国会会期末以降になる見込み。地区後援会と県連支部が連携し、企業と団体から既に四百件の推薦を得た。信条とする「愛郷無限」を掲げ、北陸新幹線や中部縦貫道の整備、人口減対策、農林水産業の振興などを訴える。

 横山氏は昨年十一月に出馬を表明。改正労働者派遣法や安全保障関連法の白紙撤回を訴える。連合福井の山岸克司会長をトップに総合選対を立ち上げ、県内八地区の後援会も設立した。三月には安保法廃止を旗印にする市民組織「ピースふくい」と政策合意を結び、同組織に加入する民進、共産、社民、緑の党の県内三政党一政治団体の統一候補となった。

 県内での共産も含めた野党共闘は「歴史的なこと」(共産県委員会)。「自民王国」とされる県内で、横山氏がどれだけ得票を伸ばすかが注目されそうだ。白川氏は三年前に続き二度目の参院選立候補。消費税5%への減税、原発再稼働の推進などを訴える。

 今回は、選挙権年齢を十八歳以上に引き下げて初めて行われる国政選挙になる見通し。県選管によると、県内では新たに十八歳、十九歳の有権者一万六千人ほどが加わる。(山本洋児、塚田真裕、尾嶋隆宏)

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