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能登半島地震特集

被災の門前・黒島 郵便局 局舎に戻った

元の局舎での業務を再開した黒島郵便局には午前中から多くの利用者が訪れた=1日午前、石川県輪島市門前町で

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『がけ崩れの恐れ』移動車で業務1カ月

利用者ほっ『再開してよかった』

 能登半島地震によるがけ崩れの危険のため仮設局で業務をしていた石川県輪島市門前町黒島地区の黒島郵便局は一日、本局舎での業務をほぼ一カ月ぶりに再開させた。仮設局では、移動郵便局車などを使って業務を行っていたが、本局舎裏のがけの応急処置が終わったため戻ることになった。利用者からは歓迎する声が聞かれた。 (報道部・加賀大介)

 同日午前九時、平常通りに業務を再開。午前中だけで二十組近くの利用者が訪れ、高森宝一局長と二人の女性職員が、郵便や貯金業務をてきぱきとこなした。同地区には他に金融機関がなく、利用者の女性は「やはり近くに郵便局がないと困る。再開してもらえてよかった」と話した。

 局舎裏のがけ崩壊の危険は、地震発生から数日後の三月末に判明した。仮設局は、四月二日から約百メートル離れた空き地に開設。移動郵便局車を利用者の応対窓口にし、衛星通信で貯金・保険のオンライン業務が可能な災害時用郵便車両も置いて通常業務を行った。

 仮設局での取扱件数は計三百件。一日平均十数件で、元の局舎での業務時の半分ほどだった。「野外の仮設局では、お客さんもお金や郵便物の管理が心配だったと思う。私たちも雨や風の日の業務は正直きつかった」と高森局長。久しぶりの局舎での業務に、ほっとした表情を見せた。

 がけは土のうを積むなど応急処置が施され、崩壊の危険はなくなったという。今後、さらに崩落防止の工事が行われる予定。高森局長は「地域で唯一の金融機関として、精いっぱい頑張っていきたい」と話している。

 

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