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能登半島地震特集

震災の拝殿 みこし救出 志賀・藤懸神社

全壊した拝殿の中から住民によって運び出されるみこし=11日午前10時15分、石川県志賀町笹波の藤懸神社で

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無念…傷み激しく

 能登半島地震で拝殿が全壊するなどの被害を受けた石川県志賀町(旧富来町)笹波の藤懸(ふじかけ)神社で十一日、拝殿屋根の下敷きになっていたみこしを、住民が運び出した。被災した住民たちは「せめてみこしは無事であってほしい」と願っていたが、みこしには上部から強い力で押しつぶされたような傷みが目立った。

 住民と宮大工、企業ボランティアら五十人が作業にあたり、屋根瓦を一枚一枚取り外した後で、拝殿から担ぎ出した。

 みこしは八月最終土、日曜に行われる夏季例大祭と神幸祭で集落を回る。一昨年に五百万円をかけて修復したばかりで、運び出した氏子は「かちゃかちゃになってしまった」と寂しそうに語った。平田篤宮司は「修復は可能ということですが、お金のかかることなので氏子のみなさんと相談して決めたい」と話した。

 同神社に伝わる文書によると、神社は元明天皇が和銅七年(七一四年)に開かれたとされる。十五日は住民総出で境内の片付けと清掃を行うことにしている。 (志賀通信部・小塚泉)

 

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