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平成30年度 中日ボランティア賞 受賞者紹介

2018年12月7日


 石川県、富山県でボランティア活動を長年続けている個人、団体をたたえる平成30年度中日ボランティア賞(北陸中日新聞、北陸中日新聞社会事業団など主催)の表彰式が12月8日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開かれる。石川県、富山県の受賞者(5人と19団体)の活動と喜びの声を紹介する。

石川県(4人と10団体)

池田昭三さん =金沢市

大病契機世のために

 今年四月まで十年にわたり高砂ボランティア会会長として、社会奉仕に努めた。受賞は「私自身ではなくみんなの力」と話す。

 約三十年前、脳腫瘍などの大病を経験した。「自分の命が助かり今度は世の中のためになりたい」と思ったことが、ボランティアを始めたきっかけだ。

 二〇〇三年にボランティア会に入会し、赤い羽根共同募金の街頭活動や尾山神社の清掃など、さまざまな活動に従事した。会長を退任後も、高齢者施設などで書道を教えるなど活動を続けている。

多賀信也さん =金沢市

子ども行事創意工夫

 「学校や家庭ではできないことを体験させてあげたい」。約十五年前から、小坂校下少年連盟の行事に世話役として参加し、年の違う子どもが一緒に楽しめる企画の運営に携わってきた。

 初夏、地元の竹で箸やおわんを作ってそうめんなどを食べる。冬は「旗源平」など伝統的な正月遊びを皆で楽しむ。

 今後は合宿で野外炊飯もしたいという。

 「子どもの豊かな発想を引き出したい。ボランティアは義務でやるのではなく、大人もワクワクすることが大切です」

宇野満雄さん =白山市

ユニークに健全育成

 白山市井口町の放課後児童クラブで、箸と足の指でビー玉を挟む遊びを教える。そんな独自のユニークな方法で約四年間、子どもの健全育成に取り組んできた。

 「箸を正しく持てると、姿勢も良くなる。足の指の力を鍛えればその分地面を蹴る力が増し、足が速くなる」

 ほとんど箸でビー玉をつかめなかった児童が少しずつ慣れ、きれいな姿勢で字を書くようになることもあったという。「一生懸命挑戦する子どものために、僕も全力投球する」と語る。

笹山葵衣さん =金沢市

片付け率先お手本に

 諸江子ども会連合会の少年委員の一人として約五年、地域のボランティア活動に携わってきた。「塾や習い事もいいけど、人のためになるボランティアが自分にぴったりだと思う。本当に楽しい」

 現在、少年委員は小中学生三十三人。夏祭りではリーダーとして皆をまとめた。「注意してもうまくいかない。自ら片付けなどをして、お手本になろうとしました」

 人の笑顔を見ると自分が幸せな気分になる。「ずっと地域でお手伝いをしたい」。八日の表彰式の朝も、募金活動をする。

さつき会 =金沢市

大正琴や歌元気注入

 金沢市内の高齢者施設を月二、三回訪れ、大正琴や踊り、歌でお年寄りらを元気づける。「今度は何をしよう。どうしたら喜んでもらえるだろう」。常に考え、着物や法被を着たり、装飾した帽子をかぶったりして、趣向を凝らして楽しませる。

 会員十人の平均年齢は七十七歳。二〇〇五年から活動を続ける。代表の紺(こん)茂代さん(78)は「喜んでいただけるのがうれしい。私たちも元気をいただく。できるだけ長く元気に続けたい。若い人が加わっていただけるといいですね」

翠星高校JRC部 =白山市

文化祭で献血をPR

 二〇〇〇年からボランティア活動を始め、特別養護老人ホームでは、マッサージをしたり、高齢者の話を聞いたりする。「和んでくれたらうれしい」と二年で部長の油野友瑠(ともる)さん(17)。学童保育では児童に勉強を教え、一緒に遊ぶ。

 十一月の学校の文化祭では、赤十字に関するクイズ企画などを催し、献血活動をPRした。三年生が引退して現在、部員は六人。一年の西山侑里さん(16)は「今までの活動に加え、部員のみんなで救急法の技術も磨きたい」と意欲を見せる。

勅使小学校 =加賀市

法皇山全児童が清掃

 六〜七世紀に築かれた横穴古墳がある地元の国史跡「法皇山(ほうおうざん)」で一九九一年から毎年一回、全校児童が老人会と清掃活動に取り組んでいる。地元の人たちは長年、法皇山の保存に携わっており、児童たちに「地域の宝」を受け継ぐ貴重な機会にもなっている。

 活動は一学期中にあり、本年度は全校児童六十八人が、老人会や保護者ら二十五人と、落ち葉を集めたり、排水溝の泥をさらったりした。

 高見学教頭は「大切な活動であり、これからも続けていきたい」と話している。

加賀高校和太鼓部 =加賀市

技術継承盛り上げ役

 加賀市内のイベントや高齢者施設の夏祭り、敬老会などで和太鼓の演奏を披露し、盛り上げに一役買っている。創部は二〇〇二年。上級生が下級生に教えて技術を継承してきた。上挟幹栄(うわばさみまさはる)顧問は「これまでの先輩たちの努力も含めての受賞」と喜ぶ。

 三年生八人、二年生七人で活動中。部長の西谷和樹さん(16)は「個性豊かなメンバーで、まとめるのは大変」と苦笑いしつつ、「息の合った演奏をできた時の喜びはひとしお」と言う。学校内外で清掃ボランティアにも取り組む。

河南宝寿会子ども見守り隊 =加賀市

登下校の見守り12年

 老人会「河南宝寿会」の会員五人が中心となって十二年間、加賀市河南小児童の登下校を見守ってきた。現在、登校時に週二回、下校時は毎日、通学路に立つ。

 河南小が開く自転車教室の交通整理、運動会の見回りもし、児童とはすっかり顔なじみ。「中学生や高校生になっても、声をかけてくれてうれしい」と梶原伊佐美代表(86)は顔をほころばせる。高齢化でメンバーは半減したが、梶原代表は「かわいい子たちを事故に遭わせたくない。見守りの輪を地域に広げたい」と話す。

かほく市図書館友の会 =かほく市

本読む環境支える輪

 毎週火曜に応援ボランティアと称し、返却された本を棚に戻したり、本棚を整理したりしている。かほく市図書館協議会の有志が二〇一二年四月の中央図書館の開館を機に、会員を募って設立した。

 会員数は百二十七人。講演会や古本市の開催、紙芝居の上演、会報の発行で図書館の利用促進に努める。「まなび・ひろめ・ささえ・つながる」が活動のモットー。星名葉子会長(69)や清水充子副会長(73)は「活動自体が楽しく、仲間づくりの場所になっている」と声をそろえる。

門前高校生徒会 =輪島市

地域貢献伝統つなぐ

 毎年、一人ぐらしの高齢者に年賀状や暑中見舞いを送り、喜ばれている。輪島市門前町地区の福祉施設に、地元の中学生や特別支援学校の生徒と一緒に作った「門前そば」を届ける活動もしている。そばを待ちわびる高齢者も少なくない。

 二〇〇七年三月の能登半島地震以降は毎週、観光地の「総持寺祖院」につながる高校前の道路を全校生徒で順番に清掃する。二年で生徒会長の藤井尚弥さん(16)は「地域貢献は学校の伝統。後輩にしっかり伝えていきたい」と話す。

飯田高校野球部 =珠洲市

ごみ拾い雨の日にも

 二〇一三年四月から、毎週月曜日の朝に「地域ピカピカ運動」と題し、天候に関係なく学校周辺のごみ拾いをしている。各学年がローテーションして行い、学年ごとに、ごみ拾いとあいさつ運動、部室掃除と分担して実施。このほか、海岸清掃や雪かきなどのボランティア活動にも積極的に取り組んでいる。

 運動を続けていることで、地域の人たちのごみポイ捨ても少なくなった。部員たちも、日ごろから応援してくれる地域への感謝の気持ちが一層大きくなったという。

内灘高校清風隊 =内灘町

気合の六畳だこ揚げ

 もともとは生徒会が行ってきたボランティア活動を、二〇〇七年以降は全校単位に広げた。東日本大震災の街頭募金や内灘海岸の清掃、地元町会の夏祭りに参加するなどして地域と関わる。

 五月の内灘町の一大イベント、世界の凧(たこ)の祭典(北陸中日新聞後援など)では雨が降りしきる中、率先して六畳だこを揚げ、催しを盛り上げた。前生徒会長の宮田大輝(ひろき)さん(三年)は「取りあえず揚げようと思った」。同副会長の谷屋真林さん(同)は「揚がった時は感動した」と振り返る。

くまっこ隊 =志賀町

読み聞かせや演奏会

 志賀町上熊野地区の女性で二〇〇四年に結成して以来、能登地方の保育所や小学校、高齢者施設で絵本の読み聞かせや演奏会をボランティアで続ける。メンバーは現在七人。

 季節や対象に合わせて絵本を選ぶ。公演では、ピアノやギター、オカリナなどでBGMを奏でたり歌ったり。楽器数がメンバー数を上回ることもある。代表の神並(かんなみ)愛子さん(56)は「やってきて良かった」と受賞を喜び、「相手に伝わるよう私たち自身が楽しみながらできる範囲で続けたい」と語る。

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