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北陸中日懇話会

カレー専門商社 世界一へ 「ゴーゴー」グループ代表・宮森さん

「挑戦なくして成長なし!」のテーマで講演する宮森宏和ゴーゴーカレーグループ代表=19日、金沢市堀川新町のホテル金沢で

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講演要旨

 北陸中日懇話会の九月例会は十九日、金沢市内のホテルであり、ゴーゴーカレーグループ代表の宮森宏和さん(44)が講演した。三十歳を前に脱サラし、大好きな金沢カレーで起業。日米球界で活躍した地元のスター松井秀喜さん(44)の背番号にちなんだ店名で今や国内七十六店、海外八店舗を展開する。トレードマークの黄色いTシャツ姿で、苦労と喜びをはじめ、夢を語った。(前口憲幸)

 もともと旅行関係の仕事に就いていた。転機はニューヨーク(NY)ヤンキースの松井選手が本拠地開幕戦で放ったメジャー第一号となる満塁本塁打。興奮した。自分もNYでメジャーになると決意した。二〇〇三年四月八日のことだ。

 松井選手の好物でもある大好きなカレーで勝負すると決めた。まずは東京、次に金沢、そしてNYに出店する。こんなプランを描き、勤め先に辞表を出した。

 「商売をナメるな」「ダラか」と反対された。物件を東京・新宿に絞ったが、不動産屋に相手にされない。何百軒も回り、見つけたのが地下一階の八坪。〇四年五月五日の開店を目指し、不眠不休で準備した。

 開店記念は一杯五十五円。これが当たり、行列ができた。開店を伝える北陸中日新聞の一面記事を店内に張った。一時間に一万人といわれる交差点で毎日街宣した。一年後の〇五年五月五日、地元金沢に初出店。テレビや雑誌からも取材を受けるようになった。

 〇七年五月五日、夢だったNY店を出した。開店記念は一杯五十五セント。店のキャラクターのゴリラの着ぐるみを着てタイムズスクエアで街宣した。ただ待つのではなく、自ら動く。日本と同じだった。十八坪の店は軌道に乗った。

 決して順風だったわけではない。創立十周年を迎えた一三年十二月。資金繰りに悩んだ。その危機を地元の銀行に助けてもらった。

 今思えば何も知らず、すべて自己流。だからマネジメントを学び直した。正確に言うと一から学んだ。

 従業員はパート、アルバイトを含めて千人になった。三百六十五日、同じ服装で歩くのは「自らが広告」という自覚もあるが、どんな時も従業員と同じ気持ちでいたいからだ。世襲はしない。会社はいつか売却することになるだろう。笑顔でカレーをほおばってくれるお客さま、懸命に働く従業員のため、もっと成長したい。カレーの専門商社として世界一を目指したい。

     ◇

 次回は十月十七日、金沢市のKKRホテル金沢で。政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんを招く。問い合わせは、懇話会=電076(233)4643=へ。

 

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