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35年W杯招致再びトライを ラグビー日本大会に尽力 森喜朗氏

アジア初のラグビーワールドカップを振り返る森喜朗元首相=12日、東京都中央区で(田嶋豊撮影)

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本紙インタビュー

 三十二年間の大会史でアジア初となるラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の招致に尽力し、成功へと導いた森喜朗元首相(82)が、本紙のインタビューに応じ、再招致は早ければ十六年後の二〇三五年が目標になるとの見通しを示した。大会前に刷新した協会はプロ化など新たな将来構想を描くが、森氏は「国際社会に向け、意欲を見せていくことが大事だ」と強調した。(田嶋豊)

人気拡大「この好機逃すな」

 森氏は日本招致に当たり、W杯の世界展開を、つなぐパスにたとえグローバル化を訴えてきた。日本大会を例に、将来の大規模市場と目される米国などが有力候補になるとの見方を示し、「日本が再び招致するとすれば三五年、三九年大会だ」と述べた。四年後の二三年大会はフランスで開かれ、二七年、三一年大会は今後まとめて選考、発表される。

 再招致を目指す上でも今大会の成功は大きな意味を持つ。今大会は伝統国・地域以外で初めて開かれたが、観客動員数は百七十万人を超え、チケット販売率は99・3%。決勝は〇二年のサッカーW杯決勝をしのぐ七万人超が観戦し、日産スタジアムの最多記録となった。「日本が最有力なマーケット(市場)の一つだと示せたことも大きい」と力を込める。国際統括団体ワールドラグビー(WR)のブレット・ゴスパー最高経営責任者(CEO)も盛り上がりに感嘆し、予選リーグのさなか、森氏に「次はいつやるんだ?」と尋ねてきたという。

 競技力強化はもとより、裾野の拡大や新たに獲得したファン層の定着化を課題に挙げた森氏は「このチャンスを逃さず、具体的な行動を」と期待。「私は火をつけただけ。あとはラグビー界を背負う関係者たちに頑張ってもらいたい」と次世代に託す。

 十月末に開かれたWRの総会では、日本ラグビー協会の森重隆会長が再招致の意向を表明。「二十年以内」を目標に掲げた。

 インタビューは、十二日に東京五輪・パラリンピック組織委員会がある東京都中央区晴海一の晴海トリトンスクエアで行った。

 

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