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【富山】高岡市 セリオに10億円 3〜8階 年度内にも取得

高岡市が3〜8階の床の取得に乗り出す再開発ビル「御旅屋セリオ」=7日、富山県高岡市で(武田寛史撮影)

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 八月に大和高岡店が閉店した富山県高岡市の再開発ビル「御旅屋セリオ」の利活用を検討している市は七日、三〜八階の一万平方メートル余りの床を約十億円で年度内にも取得する方針を市議会会派に示した。空きフロアのうち地下一階は、セリオを管理する第三セクター「オタヤ開発」がスーパーや飲食店の誘致を働き掛けている。(武田寛史)

 セリオは地下一階、地上八階建て。商業利用する地下一階、地上一、二階、七階のレストランなどを除いて取得する。七階の県旅券センターや市観光協会、八階の高岡子育て支援センター部分も含め、取得面積は全体の六割を占める。

 床は市土地開発公社が先行取得する。「オタヤ開発」が五日に開いた取締役会で、市の床取得の交渉に応じる方針が承認された。

 市は財政再建のための緊急プログラムの途中だが、公共施設再編、都市機能の集中と集約などに向け「有利な起債や交付金を活用しながら取得費用に対応していく」としている。

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 三〜五階の空きフロアに対し、市は子育て支援、創業・開業支援、交流イベントスペースの三機能を持つ公益施設を導入する方針で、庁内チームが具体的な施設内容を詰めている。また、高岡地域地場産業センター(同市開発本町)の機能移転も関係者と協議中。

 民間の動きも出始め、「伏木海陸運送」が七階にレストラン進出するほか、老舗喫茶店「カフェくらうん」が一階に出店を計画。コンピューターゲームを競技とする「eスポーツ」の施設の整備を検討する声も出ている。

 一方、石川県七尾市のJR七尾駅前の複合商業施設パトリアの運営会社が破産申請した問題では、市は経費を含め約五千万円で土地、建物を取得する。十二月に契約を結ぶ。パトリアは一九九五年に開業。地下一階、地上八階建てで、延べ床面積は約四万平方メートル。

 

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