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みつろう+布=食品ラップ プラごみ減、洗って再利用可能 金沢で女性ら手作り

講師の根立小春さん(左)から指導を受けながら「みつろうラップ」作りに臨む参加者=金沢市上辰巳町で(石橋克郎撮影)

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 少しでもプラスチックごみを減らしたい−。石川県内の女性たちが、ミツバチの巣から精製したみつろうを染み込ませた布製の「みつろうラップ」を手作りする草の根の活動を始めた。ろうの適度な粘着性によって、食器の形に合わせてラップのように覆うことができる。長ければ一年ほど水洗いをして繰り返し使える。(押川恵理子)

 オーガニック食品などを取り扱う店「Petit Kicco」(プティ・キッコ、金沢市上辰巳町)で五月末、みつろうラップを作る教室が開かれた。この日は、環境問題に関心を寄せる子育て中の女性三人が参加した。

 同県七尾市能登島で採集し、精製されたみつろうに、ココナツオイルと天然樹脂をほんの少し加える。加熱して溶かし、オーガニックコットンにまんべんなく垂らしていく。アイロンの熱でみつろうを布全体に浸透させ、十分間ほど自然乾燥させたら出来上がりだ。

 教室を企画した店主の土倉若菜さん(36)は「食品ラップは使い捨て。ちりも積もれば山となる」と話す。プラスチックによる海洋汚染の問題を知って、半年前からみつろうラップを使う。電子レンジで加熱する際は使えないが、食品の保存や弁当の仕切りに役立てている。

 ラップ用のオーガニックコットンは模様や色彩が豊かな生地をそろえた。「かわいいので料理が楽しくなる」と土倉さん。作り方を教える金沢市の主婦根立(ねだち)小春さん(31)も「エコも楽しいことが大切」と話す。

 みつろうラップを通じて環境問題に関心を持ってほしいと、土倉さんと根立さんは十四〜十六日には同県白山市八幡町の獅子吼高原ふれあい館で、みつろうラップを展示、紹介する。教室の問い合わせは、プティ・キッコのメールアドレス=petitkicco@gmail.com=へ。

 

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