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北陸発

金沢旅 自然を感動体験 県外客らにツアー提案

「街回りに加えて」有志がガイド

 金沢での観光旅行にプラスしてほしいと、小さな自然体験ツアーを提供するグループ「TABITAIKEN(たびたいけん)ネット」が結成された。メンバーは、石川県民向けの自然体験プログラム提供で活躍してきた有志三人。「市街地や伝統工芸の観光に加え、金沢や近郊の自然と触れ合えばすてきな旅になるはず」とPRする。(辻渕智之)

里山のブナ林を散策する参加女性とガイドする(右端から)栂典雅さん、沢口美恵さん、越石あき子さん=金沢市内で(辻渕智之撮影)

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 「これはリスが歯で割ったクルミです。クルミは金沢名物のつくだ煮にもなります」。金沢・湯涌近くで二日にあった里山歩きツアー。ガイドする副代表の栂典雅(とがのりまさ)さん(63)の説明に、「こんなきれいに割れるの」と驚きの声が上がった。

 参加した地元の女性(38)はツアー終了後、「ブナ林が涼しくて心地よく、体は疲れたけど心は穏やかにリラックスした」と笑顔を見せた。

 グループの三人は官民で運営する「いしかわ自然学校」(事務局・金沢市)に長く携わり、自然体験活動の企画やリーダー養成に尽力してきた。代表の越石あき子さん(55)は「自然学校は県民向け。一方で県外からの観光客が金沢で訪れるのは市街地に限られがち。県外客の方にも、金沢や近郊の魅力ある自然に目を向けて楽しんでもらえたらと考えた」と話す。

 ツアーは一時間半〜半日ほどで、今春に始まった。金沢を水というテーマで体感する「水をめぐる旅」や、里山で野草を摘んで料理する「金沢摘み草さんぽ」などを催してきた。

 メンバーが同行してガイドし、参加人数は五〜十人ほどに抑えている。事務局長の沢口美恵さんは「見逃してしまいそうな道端の草花に気づき、足元の自然とそこで暮らす人々の関係や意味に思いも巡らせてほしいから」と語る。

 市観光協会の企画・事業担当マネージャー、田代真佐子さん(54)は「今までの金沢観光を超える魅力ある内容」と評価する。

 夏にかけても医王山のトレッキングや「水の旅」などを計画する。いくつかのモデル体験プランをホームページで発信し、日程や内容は参加者の希望で調整できるようにしたいという。今後のツアーの内容や料金などは「TABITAIKEN」でインターネット検索すれば確認できる。

 

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