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スポットライト

アリの研究 コーヒー粉末でアリよけ

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 富山県(とやまけん)富山市呉羽(しくれは)小学校六年の堀田千智(ほったちさと)さんは小学一年の時(とき)から夏休(なつやす)みに、自宅(じたく)へのアリの侵入(しんにゅう)を防(ふせ)ぐ方法(ほうほう)を研究(けんきゅう)してきました。アリよけの開発(かいはつ)などの工夫(くふう)や努力(どりょく)が認(みと)められ、富山市と市教育委員会(きょういくいいんかい)が主催(しゅさい)する「ジュニア科学賞(かがくしょう)・とやま」を受賞(じゅしょう)しました。「すごい賞を取(と)ることができてうれしい」と喜(よろこ)んでいます。

 自宅に現(あらわ)れたアリの行列(ぎょうれつ)が研究のきっかけでした。大騒(おおさわ)ぎする母親(ははおや)のために、身近(みぢか)な食(た)べ物(もの)で侵入を防ぐ方法を比較(ひかく)、検討(けんとう)しました。アリがコーヒーの粉末(ふんまつ)を嫌(きら)うことを突(つ)き止(と)め、粉末をアイスクリーム容器(ようき)に入れた「アリガード」を設置(せっち)。効果(こうか)はてきめんでした。

 日々(ひび)の暮(く)らしの邪魔(じゃま)にならないように、粉末を粘土(ねんど)に混(ま)ぜてオブジェにしたり、接着剤(せっちゃくざい)に混ぜてシールを作(つく)ったりと、改良(かいりょう)を重(かさ)ねました。市販(しはん)の殺虫剤(さっちゅうざい)を使(つか)わないのは「殺(ころ)すのはかわいそう」だと思(おも)うからです。

 近(ちか)くの公園(こうえん)で昨年(さくねん)、別(べつ)の種類(しゅるい)のアリに試(ため)したところ効(き)き目がなく、好(す)き嫌(きら)いの違(ちが)いに驚(おどろ)きました。今年(ことし)の夏(なつ)は、このアリの対策(たいさく)を考(かんが)えるつもりです。「理科(りか)が好きだし、実験(じっけん)や結果(けっか)の予想(よそう)が楽(たの)しい」と語(かた)る堀田さんの将来(しょうらい)の夢(ゆめ)は、科学の研究者(しゃ)です。 (山本真士(やまもとまさし))

 

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