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スポットライト

わら縄作り 昔の手わざ 受け継いで

地域(ちいき)のお年寄(としよ)り(右)の指導(しどう)を受(う)けながら、わら縄作(なわづく)りに挑戦(ちょうせん)する児童(じどう)たち=石川県野々市市押野公民館(いしかわけんののいちしおしのこうみんかん)で

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 石川県野々市市館野(いしかわけんののいちしたちの)小学校の五年生六十四人が、同(どう)市押野(おしの)公民館でわらを使った生活用具の鑑賞(かんしょう)やわら縄作(なわづく)りに挑戦(ちょうせん)しました。子どもたちは地域(ちいき)のお年寄(としよ)りから手ほどきを受け、昔(むかし)ながらの伝統工芸(でんとうこうげい)に触(ふ)れました。

 雪道(ゆきみち)を歩(ある)くための厚底靴(あつぞこぐつ)「ふかぐつ」や「つるかめ」と呼(よ)ばれるわらで作ったツルとカメの置物(おきもの)などが並(なら)びました。お年寄りが「『ふかぐつ』は滑(すべ)り止(ど)め効果(こうか)があり、靴下(くつした)を履(は)いたように寒(さむ)さをしのぐことができる」と説明(せつめい)すると、子どもたちは興味深(きょうみぶか)そうに工芸品(こうげいひん)を見ていました。

 工芸品を鑑賞した後(あと)に、わら縄作りもありました。両手(りょうて)を使ってわらの束(たば)二本をこすり合わせ、細(ほそ)く結(ゆ)っていきました。手際良(てぎわよ)く結っていた寺井咲藍(てらいさくら)さんは「手に力を入れて編(あ)むと上手(じょうず)にできる」と笑顔(えがお)で話(はな)しました。作り方(かた)を指導(しどう)していた中敷辰男(なかじきたつお)さん=同市御経塚(おきょうづか)=は「昔の子どもたちは、日常的(にちじょうてき)にわらを編んでいた。今の子どもたちにも伝統を受(う)け継(つ)いでもらいたい」と話しました。

 昔ながらの伝統工芸や生活様式(せいかつようしき)を子どもたちに知(し)ってもらおうと、公民館が同校と連携(れんけい)して三十一年前(まえ)から行っています。

  (都沙羅(みやこさら))

 

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