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金沢市西南部中2年生が職場体験 新聞社の2日間奮戦記 

熱心にメモを取る生徒ら=金沢市彦三町の「炉と海」で

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 金沢市西南部(かなざわしせいなんぶ)中学校の二年生三人が十月一、二両日(りょうじつ)、中日新聞北陸本社(ちゅうにちしんぶんほくりくほんしゃ)で新聞記者(きしゃ)の仕事(しごと)を体験(たいけん)しました。市内(しない)の神社(じんじゃ)の例祭(れいさい)のあとに開(ひら)かれた飲食会(いんしょくかい)の「直会(なおらい)」を取材(しゅざい)。生徒(せいと)はどんな記事(きじ)を書(か)いたのでしょうか。

他の神社からも神職招いて直会 石浦神社秋の例祭

 金沢市本多(かなざわしほんだ)町で二日、石浦神社(いしうらじんじゃ)の秋(あき)の例祭(れいさい)が行(おこな)われた。例祭の後(あと)、金沢市彦三(ひこそ)町の日本料理屋(りょうりや)「炉(ろ)と海(うみ)」で直会(なおらい)が行われた。

長谷吉憲宮司(左)のあいさつで始まった直会=金沢市彦三町の「炉と海」で

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 直会とは、収穫(しゅうかく)した食(た)べ物(もの)を皆(みな)で食べ、神様(かみさま)に感謝(かんしゃ)する祭事(さいじ)後の行事(ぎょうじ)のこと。直会には今回初(こんかいはじ)めて他(ほか)の神社の神職(しんしょく)たちを招(まね)いた。石浦神社と同(おな)じ神様を祭(まつ)っている神社の人が多(おお)く来(き)ていた。今年(ことし)の参加者(さんかしゃ)は二十五人だった。

 石浦神社の長谷吉憲宮司(はせよしのりぐうじ)(44)は「金沢の幸(さち)を堪能(たんのう)してほしい」と話(はな)していた。

 毎年(まいとし)十月二日に直会を開(ひら)いているのだが、それは十月二日が神社の創建(そうけん)の日だからだという。例祭では、神様への報告(ほうこく)のため、旬(しゅん)の食べ物が供(そな)えられる。その後の直会でお供え物を全(すべ)て平(たい)らげ、収穫ができたことを感謝しているのだ。(三輪莉緒南・みわりおな)

「質問とメモ取材の力」 荒木(あらき) 莉彩(りさ)

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 実際(じっさい)に取材(しゅざい)してみて、質問(しつもん)を考(かんが)えるのはとても大変(たいへん)だと思(おも)いました。それを記者(きしゃ)の方(かた)はどんどん質問して掘(ほ)り下(さ)げていって、すごいなと思いました。それに私(わたし)は、書(か)くのがおいつかなくてうまくメモできなかったけれど、記者の方はすごい速(はや)さでメモをとっていて、おどろきました。社内見学(しゃないけんがく)や工場(こうじょう)見学では、いろいろな仕事(しごと)が分担(ぶんたん)されていて、一つでも欠(か)けたら新聞(しんぶん)がつくれないのだと分(わ)かりました。仕事の大変さや大切(たいせつ)さがよく分かった職場体験(しょくばたいけん)になりました。

「多くの人で作る新聞」 三輪(みわ) 莉緒南(りおな)

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 中日新聞北陸本社(ちゅうにちしんぶんほくりくほんしゃ)の社員(しゃいん)さんは、見出しの一つ一つ、写真(しゃしん)の一つ一つにこだわって作業(さぎょう)していました。新聞(しんぶん)の文や写真、見出しなどを考(かんが)えたりする人は当然(とうぜん)として、読者(どくしゃ)の人、印刷(いんさつ)をする人、広告(こうこく)を載(の)せる業者(ぎょうしゃ)、取材(しゅざい)をする人などが作(つく)り上げる新聞に、興味(きょうみ)を持(も)ちました。新聞にはものすごくたくさんの人の苦労(くろう)と努力(どりょく)が詰(つ)まっているんだと感(かん)じました。家(いえ)では新聞を取(と)っていないのですが、出来上(できあ)がってすぐの新聞を読(よ)んで、新聞ってこんなに面白(おもしろ)いんだと思(おも)いました。

「社会のマナーも知る」 西沢(にしざわ) 駿馬(しゅんま)

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 取材(しゅざい)はとても緊張(きんちょう)しました。でも、記者(きしゃ)のリアルな体験(たいけん)ができて楽(たの)しかったです。確(たし)かに大変(たいへん)な仕事(しごと)だけれど、楽しさや発見(はっけん)、おどろきがありました。さまざまな業界(ぎょうかい)の人に会(あ)える記者の仕事に、とても興味(きょうみ)が出てきました。二日間(ふつかかん)の職場(しょくば)体験では、普段(ふだん)は入ることができない職場や工場(こうじょう)で、実際(じっさい)の仕事を間近(まぢか)に見ることができました。記者や社員(しゃいん)の人たちの姿(すがた)を見て、社会(しゃかい)の常識的(じょうしきてき)なマナーも知(し)ることができました。この二日間は、一生心(いっしょうこころ)に残(のこ)るような良(よ)い経験(けいけん)でした。

◇わが校のキャリア教育◇

 西南部中学校(せいなんぶちゅうがっこう)では、一年生のときに家族(かぞく)の仕事(しごと)などを調(しら)べる職業(しょくぎょう)調べ、高校(こうこう)などを調べる上級学校(じょうきゅうがっこう)調べをします。自分(じぶん)に向(む)いている職業を調べる簡単(かんたん)な検査(けんさ)も受(う)けます。二年生では職場体験(しょくばたいけん)を通(とお)して、仕事と社会(しゃかい)との関(かか)わりを学(まな)びます。

 今年(ことし)四月から自学自習(じがくじしゅう)の時間(じかん)をつくるために宿題(しゅくだい)をなくすなど、生徒(せいと)が自(みずか)ら学ぶ姿勢(しせい)をはぐくむ教育(きょういく)に力を入れています。奥泉清人教諭(おくいずみきよときょうゆ)は「こういう職業に就(つ)きたいから、こんな勉強(べんきょう)をしよう−というふうに、自分で掲(かか)げた目標(もくひょう)に向かって努力(どりょく)する力を身(み)につけてほしい」と話(はな)していました。

 

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