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【新聞わーくシート】 ライチョウ 増やしたい

 北(きた)アルプスに生息(せいそく)するニホンライチョウを中央(ちゅうおう)アルプスに「移住(いじゅう)」させて繁殖(はんしょく)させる計画(けいかく)が検討(けんとう)されています。国(くに)の特別天然記念物(とくべつてんねんきねんぶつ)で絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)のライチョウを中アで復活(ふっかつ)させるのが狙(ねら)いです。

◇掲載(けいさい)  9月4日朝刊第二社会面(ちょうかんだいにしゃかいめん)

◇監修(かんしゅう) 松坂浩一郎〈まつざかこういちろう=NIE(エヌアイイー)コーディネーター〉

【参考(さんこう)の記事(きじ)】

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 国(くに)の特別天然記念物(とくべつてんねんきねんぶつ)で絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)のニホンライチョウを長野県(ながのけん)の中央(ちゅうおう)アルプスで復活(ふっかつ)させるため、環境省(かんきょうしょう)が北(きた)アルプスに生息(せいそく)する約(やく)二十羽(わ)を捕獲(ほかく)し、中(ちゅう)アに放鳥(ほうちょう)する初(はつ)の計画(けいかく)を検討(けんとう)している。現在(げんざい)、一羽しかいない中アに「移住(いじゅう)」させて数(かず)を増(ふ)やし、繁殖(はんしょく)につなげる。早ければ来年(らいねん)八月にも実施(じっし)する。

 中アのライチョウは絶滅したと考(かんが)えられていたが、昨年(さくねん)七月、駒ケ岳(こまがたけ)で半世紀(はんせいき)ぶりに雌(めす)一羽を確認(かくにん)。今年(ことし)六月、この雌に北アで採取(さいしゅ)したほかの個体(こたい)の有精卵(ゆうせいらん)六個(こ)を温(あたた)めさせ、七月に五羽のふ化(か)が確認されたが、天敵(てんてき)による捕食(ほしょく)か悪天候(あくてんこう)による衰弱(すいじゃく)が原因(げんいん)で、約十日で全滅(ぜんめつ)した。

 環境省はこの失敗(しっぱい)を踏(ふ)まえ、ほかの生息地(ち)からライチョウを人の手で中アに移動(いどう)させることを検討。中アで見つかった雌一羽と遺伝的(いでんてき)に近(ちか)い北アの乗鞍岳(のりくらだけ)の三家族計(かぞくけい)二十羽を移(うつ)し、自然(しぜん)に個体数を増やすことを目指(めざ)す。

 ひなが生まれても一年生存率(せいぞんりつ)は20%と低(ひく)いのが課題(かだい)だ。飛(と)べるようになるまでの約一カ月間(かげつかん)、天敵の動物(どうぶつ)からケージを用(もち)いて保護(ほご)する。今年行(おこな)った別(べつ)の卵を温めてふ化させる事業(じぎょう)は来年も継続(けいぞく)するという。

 ライチョウは一九八〇年代(ねんだい)に南北(なんぼく)アルプスなどの高山帯(こうざんたい)に約三千羽生息していたが、二〇〇〇年代初頭(しょとう)には千七百羽まで激減(げきげん)。同省(どうしょう)は南(なん)アの北岳(きただけ)で一五年からケージを用いて保護し、一七年からは捕食動物をわなで捕獲するなどの保護活動(かつどう)を実施。一五年から個体数が約六十羽増える成果(せいか)が出た。

 今回(こんかい)の「移住計画」について、環境省信越(しんえつ)自然環境事務所(かんきょうじむしょ)の自然保護官福田真(かんふくだまこと)さんは「人の手を加(くわ)えないと絶滅を免(まぬか)れない。二十羽いれば個体数を増加(ぞうか)させ、中アでの生息地復活が見込(みこ)める」と話(はな)している。

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〜小学校中学年以上(いじょう)〜

中央(ちゅうおう)アルプスで検討(けんとう)されているニホンライチョウ復活計画(ふっかつけいかく)について知(し)ろう。

【解答(かいとう)】 基本問題(きほんもんだい)(1)c (2)a (3)b ▽発展(はってん)問題(1)c ▽9月15日の発展(はってん)問題(3)の答(こた)えはbです。

※発展問題(はってんもんだい)(2)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは9月28日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。 

 

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