トップ > 北陸中日新聞から > マナビバ > あらかると > 記事

ここから本文

あらかると

【新聞わーくシート】恒例「氷室開き」続ける工夫  

 加賀藩(かがはん)の歴史(れきし)に由来(ゆらい)する「氷室開(ひむろびら)き」が石川県金沢市(いしかわけんかなざわし)でありました。今年(ことし)は氷室に貯蔵(ちょぞう)しておいた雪(ゆき)が氷室開きの前(まえ)に全部解(ぜんぶと)けてしまいました。主催者(しゅさいしゃ)の湯涌温泉観光協会(ゆわくおんせんかんこうきょうかい)はどう対応(たいおう)したのでしょうか。

■参考(さんこう)の記事(きじ)

■掲載(けいさい) 6月29日金沢面(かなざわめん)

■監修(かんしゅう) 松坂浩一郎(まつざかこういちろう)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

 加賀藩(かがはん)が氷室(ひむろ)から切(き)り出した雪氷(せっぴょう)を将軍家(しょうぐんけ)に献上(けんじょう)した歴史(れきし)に由来(ゆらい)する恒例行事(こうれいぎょうじ)「氷室開(びら)き」のため、主催(しゅさい)者(しゃ)の湯涌温泉観光協会(ゆわくおんせんかんこうきょうかい)(金沢市(かなざわし))が氷室に貯蔵(ちょぞう)していた雪(ゆき)が解(と)けてなくなった。事前(じぜん)に全(すべ)て雪解(ど)けしたのは一九八六年の行事開始以来初(かいしいらいはじ)めて。(六月)三十日の氷室開きでは、近江町市場(おうみちょういちば)(同市(どうし))に冷凍保存(れいとうほぞん)した雪を代(か)わりに使(つか)った。

冬(ふゆ)の雪(ゆき)を貯蔵(ちょぞう)しておく氷室(ひむろ)=石川県金沢市湯涌町(いしかわけんかなざわしゆわくまち)で

写真

 氷室はかやぶき屋根(やね)で、横(よこ)四メートル、奥行(おくゆ)き六メートル、深(ふか)さ二・五メートルの貯蔵庫(ちょぞうこ)を覆(おお)う構造(こうぞう)。貯蔵庫の底(そこ)や壁面(へきめん)に断熱材(だんねつざい)を敷(し)き、氷室周辺(しゅうへん)で集(あつ)めた六十トンほどの雪を入れて圧雪(あっせつ)するが、今年(ことし)は暖冬(だんとう)で雪が少(すく)なく、十二トンしかなかった。

 五月末(まつ)に観光協会事業部長(じぎょうぶちょう)の山下新一郎(やましたしんいちろう)さんが、雪が解けていることを確認(かくにん)した。今年は雪を氷室に入れる「仕込(しこ)み」の時点(じてん)で、行事までに解けきることを想定(そうてい)。行事に必要(ひつよう)な分(ぶん)を確保(かくほ)するため、湯涌で雪を集めて近江町市場の冷凍庫(れいとうこ)に運(はこ)び込(こ)んでいた。

 「その時々(ときどき)の状況(じょうきょう)に応(おう)じて、伝統文化(でんとうぶんか)を続(つづ)ける工夫(くふう)が必要」と山下さん。二〇〇八年、氷室の雪が必要量(りょう)に足(た)りず、白山(はくさん)の雪を足したことがあった。冷凍庫での保存は次善(じぜん)の策(さく)だが、湯涌の雪だけで行事を続けることを重視(じゅうし)した。今後(こんご)、暖冬で、雪解けが想定される場合(ばあい)、どう対応(たいおう)するかは現段階(げんだんかい)では未定(みてい)。

 今年は、近江町市場の冷凍庫から氷室に雪氷を運び入れた後(あと)に切り出し近(ちか)くの薬師寺(やくしじ)に奉納(ほうのう)した。七月には例年通(れいねんどお)り、加賀藩の下屋敷(しもやしき)が置(お)かれた東京都板橋区(とうきょうといたばしく)、旧前田家本邸(きゅうまえだけほんてい)がある目黒(めぐろ)区に届(とど)けたほか、今年は初めて、江戸時代(えどじだい)に藩の上屋敷(かみやしき)や中屋敷(なかやしき)があった文京(ぶんきょう)区にも贈(おく)った。

■小学校中学年以上(いじょう)

 加賀藩(かがはん)の歴史(れきし)に由来(ゆらい)する「氷室開(ひむろびら)き」について知(し)ろう。

写真
写真

■「新聞わーくシート」を募(つの)ります

 「このニュース面白(おもしろ)いな」「もっと多くの人に知ってほしい」−。そんなふうに感(かん)じる記事(きじ)を見つけたら、わーくシートにしてみませんか。

 ポイントは(1)必(かなら)ず、記事や写真(しゃしん)に答えやヒントがあるものを選(えら)ぶ(2)選択肢(せんたくし)には必ず正解(せいかい)を一つ入れ、ほかの二つは明らかに間違(まちが)っていたり、間違いやすかったりする答えを記す(3)場所(ばしょ)を知ってほしいときは、地図を活用する−の3点。

 あて先は解答(かいとう)の送(おく)り先と同じ。採用(さいよう)された場合(ばあい)、図書カードを差(さ)し上げます。

■発展問題(はってんもんだい)(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは8月10日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)a (2)c (3)b ▽発展(はってん)問題(1)b (2)(例)[暖冬(だんとう)で雪が少なく、例年(れいねん)より少ない貯蔵量(ちょぞうりょう)だったことと、五月の気温(きおん)が高めだったことが影響(えいきょう)したと思われる。] ▽7月14日の発展(はってん)問題(3)の答(こた)えは[a]です。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索