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あらかると

【新聞わーくシート】地元の川に貴重な生物

■掲載(けいさい) 6月11日能登面(のとめん)

■監修(かんしゅう) 松坂浩一郎(まつざかこういちろう) (NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

 石川県輪島市(いしかわけんわじまし)の町野川(まちのがわ)で、環境省(かんきょうしょう)の絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定(してい)されているヤツメウナギの一種(いっしゅ)「カワヤツメ」を繁殖(はんしょく)させる勉強会(べんきょうかい)と放流(ほうりゅう)がありました。どんな試(こころ)みでしょうか。

カワヤツメの稚魚(ちぎょ)を放流(ほうりゅう)する東陽(とうよう)中の生徒(せいと)たち=石川県輪島市(いしかわけんわじまし)の町野川支流(まちのがわしりゅう)で

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■参考(さんこう)の記事(きじ) 

 環境省(かんきょうしょう)の絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定(してい)されているヤツメウナギの一種(いっしゅ)「カワヤツメ」を石川県輪島市(けんわじまし)の町野川(まちのがわ)で繁殖(はんしょく)させようと、県立大(けんりつだい)と町野川漁業協同組合(ぎょぎょうきょうどうくみあい)は(六月)十日、同市東陽(どうしとうよう)中学校で、ヤツメウナギ勉強会(べんきょうかい)を開(ひら)いた。町野川の支流(しりゅう)で稚魚(ちぎょ)の放流(ほうりゅう)も実施(じっし)し、全校生徒(ぜんこうせいと)三十五人は、地元(じもと)に生息(せいそく)する貴重(きちょう)な生(い)き物(もの)への関心(かんしん)を高(たか)めた。

 カワヤツメはかつて町野川に多(おお)く生息していたが、護岸工事(ごがんこうじ)などによる環境(かんきょう)の変化(へんか)で数(かず)が減少(げんしょう)。生態(せいたい)などを研究(けんきゅう)している同大(どうだい)環境科学科(かがくか)のチームは五月中旬(ちゅうじゅん)、人工授精(じんこうじゅせい)したカワヤツメの卵(たまご)を同校(どうこう)に寄贈(きぞう)し、ふ化(か)してもらっていた。

 校内(こうない)であった勉強会では、同科(どうか)の柳井清治教授(やないせいじきょうじゅ)(63)や学生、地元の漁師(りょうし)らが、ヤツメウナギが約(やく)五億(おく)年前(まえ)から生息する「生きた化石(かせき)」であることや世界的(せかいてき)に数が減少している現状(げんじょう)などを説明(せつめい)。柳井教授は「能登半島(のとはんとう)の問題(もんだい)が、世界共通(きょうつう)の問題になっている。地域(ちいき)のことを世界的な視点(してん)で考(かんが)えてほしい」と呼(よ)び掛(か)けた。

 学校近(ちか)くの町野川支流に移動(いどう)した生徒は、学生から説明を受(う)けながら、体長(たいちょう)一センチほどの稚魚四百匹(びき)を放流。三年生の友延和晃(とものぶかずあき)さん(14)は「地元の川にそんな貴重な生き物がいるなんて知(し)らなかった。立派(りっぱ)に成長(せいちょう)してほしい」と話(はな)した。

 同漁協(ぎょきょう)の冨成寿明事務局長(とみなりとしあきじむきょくちょう)(36)は「繁殖を成功(せいこう)させて、町野川流域(りゅういき)に残(のこ)っているカワヤツメの漁法(ぎょほう)や文化(ぶんか)を引(ひ)き継(つ)ぎ、観光(かんこう)などにもつなげていけたら」と期待(きたい)していた。

小学校中学年以上(いじょう)

 石川県輪島市(いしかわけんわじまし)の町野川(まちのがわ)に生息(せいそく)するカワヤツメを繁殖(はんしょく)させる取(と)り組みについて知ろう。

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 「このニュース面白(おもしろ)いな」「もっと多くの人に知ってほしい」−。そんなふうに感(かん)じる記事(きじ)を見つけたら、わーくシートにしてみませんか。

 ポイントは(1)必(かなら)ず、記事や写真(しゃしん)に答えやヒントがあるものを選(えら)ぶ(2)選択肢(せんたくし)には必ず正解(せいかい)を一つ入れ、ほかの二つは明らかに間違(まちが)っていたり、間違いやすかったりする答えを記す(3)場所(ばしょ)を知ってほしいときは、地図を活用する−の3点。

 あて先は解答(かいとう)の送(おく)り先と同じ。採用(さいよう)された場合(ばあい)、図書カードを差(さ)し上げます。

■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)c (2)a (3)b ▽発展(はってん)問題(1)繁殖(はんしょく) (2)略(環境(かんきょう)の変化(へんか)や生物多様性(せいぶつたようせい)に関(かん)することであれば可) ▽7月7日の発展(はってん)問題(3)の答(こた)えは[人口減少(じんこうげんしょう)]です。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは7月20日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

 

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