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【新聞わーくシート】 地域の強み生かす発電

 富山県内(とやまけんない)の中山間地域(ちゅうさんかんちいき)に地域住民(じゅうみん)らが主体(しゅたい)となった手づくりの小型水力発電所(こがたすいりょくはつでんしょ)ができました。どんな設備(せつび)でしょうか。

◇掲載(けいさい) 5月28日 富山面(とやまめん)

◇監修(かんしゅう) 松坂浩一郎(まつざかこういちろう=NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

完成(かんせい)した発電所(はつでんしょ)の概要(がいよう)を説明(せつめい)する松田靖彦(まつだやすひこ)さん(右)=富山市八尾町杉平(とやましやつおまちすがたいら)で

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参考(さんこう)の記事(きじ) 

 地域住民(ちいきじゅうみん)らが主体(しゅたい)となった手づくりの小型(こがた)(マイクロ)水力発電所(すいりょくはつでんしょ)が岐阜県境(ぎふけんきょう)に近(ちか)い富山市八尾町(とやましやつおまち)の大長谷地区(おおながたにちく)の中山間(ちゅうさんかん)地域に完成(かんせい)した。過疎化(かそか)であまり利用(りよう)されず「宝(たから)の持(も)ち腐(ぐさ)れ」状態(じょうたい)になっていた、高所(こうしょ)の沢(さわ)から取水(しゅすい)する既存(きそん)の配管(はいかん)を活用(かつよう)。発電装置(そうち)にも工夫(くふう)を凝(こ)らし、安価(あんか)で安定的(あんていてき)な電力(でんりょく)を生み出す仕組(しく)みをつくった。開所式(かいしょしき)が(五月)二十七日、現地(げんち)であった。

 地区住民と親交(しんこう)のあった元YKK社員(もとワイケーケーしゃいん)で個人設計事務所代表(こじんせっけいじむしょだいひょう)の松田靖彦(まつだやすひこ)さん(65)=富山市=を中心(ちゅうしん)に約(やく)三年かけて開発(かいはつ)した。四月中旬(ちゅうじゅん)から稼働(かどう)している。

 上流(じょうりゅう)の配水槽(はいすいそう)から発電所までの高低差(こうていさ)は約七十メートルあり、この落差(らくさ)を利用したペルトン水車方式(ほうしき)を採用(さいよう)。ノズルで噴射(ふんしゃ)した水で直径(ちょっけい)約四十センチの軽金属(けいきんぞく)の水車を回転(かいてん)させて電気(でんき)を起(お)こす。設備(せつび)に異常(いじょう)が発生(はっせい)した場合(ばあい)に自動停止(じどうていし)する仕組みなども備(そな)え付(つ)けた。

 発電量(りょう)は約一キロワット時(じ)で、一般家庭(いっぱんかてい)の約一・五世帯分(せたいぶん)が使(つか)う電気を一日でつくる。出力(しゅつりょく)を調整(ちょうせい)する装置に高価(こうか)な水力発電用(よう)ではなく、安価な太陽光(たいようこう)発電用を応用(おうよう)するなどして開発コストを抑(おさ)えた。総事業費(そうじぎょうひ)は七百七十万(まん)円。地元(じもと)のNPO法人(エヌピーオーほうじん)「大長谷村づくり協議会(きょうぎかい)」が県(けん)からの補助(ほじょ)金を受(う)けて半額(はんがく)を負担(ふたん)した。発電した電気の全量(ぜんりょう)を北陸電力(ほくりくでんりょく)に売(う)る。

 開所式には住民ら約二十人が参加(さんか)。松田さんは「他(ほか)とは違(ちが)った発電所があることで人が集(あつ)まり、経済効果(けいざいこうか)が生まれ、村の活性(かっせい)化や過疎対策(たいさく)につながればうれしい」と期待(きたい)。協議会の村上光進理事長(むらかみこうしんりじちょう)(73)は「売電(ばいでん)の利益(りえき)を積(つ)み立てていろいろな地域活性化のために使いたい」と話(はな)した。

〜小学校高学年以上(いじょう)〜

 富山県内(とやまけんない)の中山間地域(ちゅうさんかんちいき)に完成(かんせい)した、安価(あんか)で安定的(あんていてき)な電力(でんりょく)を生(う)み出(だ)す手(て)づくりの小型水力発電所(こがたすいりょくはつでんしょ)について知(し)ろう。

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 ポイントは(1)必(かなら)ず、記事や写真(しゃしん)に答えやヒントがあるものを選(えら)ぶ(2)選択肢(せんたくし)には必ず正解(せいかい)を一つ入れ、ほかの二つは明らかに間違(まちが)っていたり、間違いやすかったりする答えを記す(3)場所(ばしょ)を知ってほしいときは、地図を活用する−の3点。

 あて先は解答(かいとう)の送(おく)り先と同じ。採用(さいよう)された場合(ばあい)、図書カードを差(さ)し上げます。

【解答(かいとう)】基本問題(きほんもんだい)(1)b (2)a (3)c ▽発展(はってん)問題(1)b (2)a

▽6月16日の発展問題(3)の答(こた)えは[クロユリ]です。

 発展問題(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは6月29日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

 

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