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【新聞わーくシート】北陸最古級7世紀中頃の作 金沢・西光寺の菩薩立像 

■掲載(けいさい) 4月25日金沢面(かなざわめん)

■監修(かんしゅう) 松坂浩一郎(まつざかこういちろう)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

参考(さんこう)の記事(きじ) 

 石川県内(いしかわけんない)のお寺(てら)に保管(ほかん)されていた小金銅仏(しょうこんどうぶつ)が北陸最古級(ほくりくさいこきゅう)の七世紀中頃(せいきなかごろ)に作(つく)られていたことが分(わ)かりました。どんな仏像(ぶつぞう)でしょうか。

銅造菩薩立像の説明をする吉岡(よしおか)さん(中)と中條(ちゅうじょう)さん(右)、宮本(みやもと)さん=いずれも石川県(いしかわけん)金沢市(かなざわし)暁町(あかつきまち)で

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 金沢市暁町(かなざわしあかつきまち)の西光寺(さいこうじ)に保管(ほかん)された小金銅仏(しょうこんどうぶつ)の「銅造菩薩立像(どうぞうぼさつりゅうぞう)」が、七世紀中頃(せいきなかごろ)に作(つく)られたことが分(わ)かった。制作(せいさく)された時期(じき)は「北陸最古級(ほくりくさいこきゅう)」とされ、同時代(どうじだい)の小金銅仏は石川県内(いしかわけんない)で二例(れい)目、北陸では六例目という。国立歴史民俗博物館(こくりつれきしみんぞくはくぶつかん)の吉岡康暢名誉教授(よしおかやすのぶめいよきょうじゅ)、石川考古学研究会(こうこがくけんきゅうかい)の宮本哲郎幹事(みやもとてつろうかんじ)、中條●山住職(ちゅうじょうけんざんじゅうしょく)が(四月)二十四日、発表(はっぴょう)した。

 立像は、大化(たいか)の改新(かいしん)があった六四五年前後(ぜんご)に作られたとみられる。台座(だいざ)を含(ふく)めて高(たか)さ二九・九センチ。細身(ほそみ)で宝珠(ほうじゅ)を抱(だ)く。宝冠(ほうかん)は中央(ちゅうおう)の飾(かざ)りが山形(やまがた)になっており、腰帯(こしおび)の先(さき)が台座まで長(なが)く垂(た)れている。一八九二(明治(めいじ)二十五)年、中條さんの祖母(そぼ)が宮嶋村(みやじまむら)(現富山県小矢部市(げんとやまけんおやべし))から西光寺に嫁(とつ)いだ際(さい)、持参(じさん)したとされ、庫裏(くり)の仏間(ぶつま)に長年置(ながねんお)かれていた。

 小金銅仏は鍍金(ときん)された銅製(どうせい)の仏像(ぶつぞう)。二〇〇八年の金沢市の調査(ちょうさ)では、七世紀に朝鮮半島(ちょうせんはんとう)の新羅(しらぎ)から渡来(とらい)したとされてきた。

銅造菩薩立像(どうぞうぼさつりゅうぞう)

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 富山考古学会(こうこがっかい)による調査を機(き)に帝塚山大(てづかやまだい)(奈良市(ならし))の杉崎貴英准(すぎさきたかひでじゅん)教授を中心(ちゅうしん)に二年前(まえ)から調査。姿(すがた)などの特徴(とくちょう)が似(に)ている仏像との比較(ひかく)や、三次元(じげん)のレーザー計測器(けいそくき)でのデータ化(か)、原料(げんりょう)に含まれる鉛(なまり)の分析(ぶんせき)をした。その結果(けっか)、百済から伝(つた)わったか、百済の人が日本で作った仏像であることも分かった。

 調査に関(かか)わった吉岡さんによると、立像は、鳥取(とっとり)県の大山寺(だいせんじ)にある国重要文化財(くにじゅうようぶんかざい)の小金銅仏と酷似(こくじ)しており、「同等(どうとう)の価値(かち)がある」と説明(せつめい)した。

 これまで県内最古の小金銅仏は、一九八五年に国の重要文化財に指定(してい)された薬師寺(やくしじ)(能登町(のとちょう))の「銅造如来及両脇侍像(にょらいおよびりょうわきじぞう)」とされていた。

小学校中学年以上(いじょう)

 北陸最古級(ほくりくさいこきゅう)と分(わ)かった小金銅仏(しょうこんどうぶつ)について知(し)ろう。

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 ポイントは(1)必(かなら)ず、記事や写真(しゃしん)に答えやヒントがあるものを選(えら)ぶ(2)選択肢(せんたくし)には必ず正解(せいかい)を一つ入れ、ほかの二つは明らかに間違(まちが)っていたり、間違いやすかったりする答えを記す(3)場所(ばしょ)を知ってほしいときは、地図を活用する−の3点。

 あて先は解答(かいとう)の送(おく)り先と同じ。採用(さいよう)された場合(ばあい)、図書カードを差(さ)し上げます。

 発展問題(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは6月15日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)a (2)b (3)a ▽発展(はってん)問題(1)b (2)くだら▽6月2日の問題(4)の答(こた)えは、(ア 遊(あそ)び、イ学習支援(がくしゅうしえん)、ウ 子ども、エ 資金(しきん))です。アとイは逆(ぎゃく)でも可(か)。

※●は山へんに見

 

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