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【新聞わーくシート】 注目のケア技法必修に 富山県立大看護学部

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 高齢社会(こうれいしゃかい)の中で、フランス発祥(はっしょう)の認知症(にんちしょう)のケア技法(ぎほう)「ユマニチュード」が注目(ちゅうもく)されています。どんな技法でしょうか。

■掲載(けいさい) 4月12日夕刊(ゆうかん)社会面(石川)、4月13日富山(とやま)社会面(めん)

参考(さんこう)の記事(きじ) 

 認知症(にんちしょう)の人の尊厳(そんげん)を重視(じゅうし)し、コミュニケーションを大切(たいせつ)にしたフランス発祥(はっしょう)のケア技法(ぎほう)「ユマニチュード」を、富山県立大看護学部(とやまけんりつだいかんごがくぶ)が本年度(ほんねんど)から、全国(ぜんこく)に先駆(さきが)けて四年間(ねんかん)の必修科目(ひっしゅうかもく)に採用(さいよう)した。看護系(けい)大学の正式(せいしき)カリキュラムとして文部科学省(もんぶかがくしょう)が認(みと)めた技術(ぎじゅつ)で、医療(いりょう)・介護現場(かいごげんば)で広(ひろ)がり始(はじ)めている。

 ユマニチュードはフランス語(ご)で「人間(にんげん)らしくあること」を意味(いみ)する。認知症の人が介護者(しゃ)らと意思疎通(いしそつう)しやすくするための具体的(ぐたいてき)な援助(えんじょ)技術で「視線(しせん)を合(あ)わせ続(つづ)ける」「穏(おだ)やかに話(はな)し掛(か)ける」など、見る、話す、触(ふ)れる、立つの四要素(ようそ)からなる。

 富山県立大は四月、一学年百二十人の看護学部を新設(しんせつ)。看護の基礎(きそ)や専門(せんもん)科目に加(くわ)え、卒業(そつぎょう)まで四単位(たんい)の必修科目「看護ケアとユマニチュード」を設(もう)けた。

 一年生からケア技法を体系(たいけい)的に積(つ)み上げ、看護実践能力(じっせんのうりょく)を育(はぐく)む。二、三年生は病院実習(びょういんじっしゅう)もあり、暴言(ぼうげん)や介護拒否(きょひ)をする人が、相手(あいて)の目を見て、穏やかに話すユマニチュードのケアで落(お)ち着(つ)いていく様子(ようす)を体験(たいけん)する。高(たか)いケア技術が求(もと)められる認知症の人のシャワー浴(よく)も実践する。

 同大以外(どうだいいがい)では、旭川医大(あさひかわいだい)や岡山大(おかやまだい)の医学部(いがくぶ)で講義(こうぎ)に導入(どうにゅう)した例(れい)がある。暴力(ぼうりょく)的な行為(こうい)が減(へ)ってケアをしやすくなり、看護や介護をする側(がわ)の負担軽減(ふたんけいげん)、離職防止(りしょくぼうし)も期待(きたい)される。学部長(ちょう)の竹内登美子教授(たけうちとみこきょうじゅ)(67)は「ユマニチュードを学(まな)んだ看護師(し)を採用する病院や介護施設(しせつ)が増(ふ)えれば、看護の現場は変(か)わる」と話す。

■監修(かんしゅう) 松坂浩一郎(まつざかこういちろう)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

記事を読んで考えよう(基本問題) 

(1)富山県立大(とやまけんりつだい)に新設(しんせつ)された看護学部(かんごがくぶ)の学生数(すう)は何(なん)人ですか。

 a 100人  b 120人

 c 200人

(2)ユマニチュードを正式(せいしき)カリキュラムとして認(みと)めたのはどの省(しょう)ですか。

 a 文部科学(もんぶかがく)省

 b 厚生労働(こうせいろうどう)省

 c 総務(そうむ)省

(3)ユマニチュードの発祥(はっしょう)はどの国ですか。

 a アメリカ  b イギリス

 c フランス

発展問題にチャレンジ  

(1)ユマニチュードは発祥(はっしょう)の国(くに)の言葉(ことば)でどんな意味(いみ)ですか。文中(ぶんちゅう)から探(さが)しましょう。

 (  )らしくあること

(2)ユマニチュードの四つの要素(ようそ)でないものはどれですか。

 a 歩(ある)く  b 立つ

 c 話(はな)す

(3)ユマニチュードによって期待(きたい)されることは何(なん)ですか。a〜dから選(えら)んで並(なら)べましょう。

 (a)の人の介護拒否(かいごきょひ)や(b)的行為(てきこうい)が減(へ)ってケアしやすくなり、看護(かんご)や介護する側(がわ)の(c)が減り、(d)する人を減らせるなど、看護の現場(げんば)が変(か)わること

 (ア)認知症(にんちしょう)  (イ)離職(りしょく)

 (ウ)負担(ふたん)  (エ)暴力(ぼうりょく)

小学校中学年以上(いじょう)

 フランス発祥(はっしょう)のケア技法(ぎほう)「ユマニチュード」について知(し)ろう。

 発展問題(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは5月18日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)b (2)a (3)c ▽発展(はってん)問題(1)人間(にんげん) (2)a ▽5月5日の発展問題(3)の答(こた)えはcです。

 

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