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あらかると【新聞わーくシート】 戒律や制限ある観光客へ おいしくて安心の食事を
富山県(とやまけん)はイスラム教徒(きょうと)や菜食主義者向(さいしょくしゅぎしゃむ)けの料理(りょうり)コンテストを開(ひら)きました。食事(しょくじ)に決(き)まりがある外国人観光客(がいこくじんかんこうきゃく)らに対応(たいおう)した料理レシピを考案(こうあん)し、普及(ふきゅう)させるためです。 ■掲載(けいさい) 1月17日朝刊富山面(ちょうかんとやまめん) 参考(さんこう)の記事(きじ)東南(とうなん)アジアなどからの外国人観光客(がいこくじんかんこうきゃく)の増加(ぞうか)を見据(みす)え、県(けん)は(一月)十六日、イスラム教徒(きょうと)(ムスリム)やベジタリアン(菜食主義者(さいしょくしゅぎしゃ))に対応(たいおう)した料理(りょうり)レシピのコンテストを富山市大手町(とやましおおてまち)のANA(エーエヌエー)クラウンプラザホテル富山で開(ひら)いた。 ムスリムには戒律(かいりつ)で決(き)められた食事(しょくじ)や礼拝(れいはい)のルールがあり、豚(ぶた)やアルコールを口にすることが禁(きん)じられている。欧米(おうべい)にはベジタリアンも多(おお)い。富山を訪(おとず)れる外国人観光客は年々(ねんねん)増加し、ムスリムが多いインドネシア人の増加が著(いちじる)しい。県国際(こくさい)観光課(か)によると、二〇一七年に県内(けんない)で宿泊(しゅくはく)したインドネシア人は延(の)べ九千三十七人で、七年前(まえ)から約(やく)四十二倍(ばい)となった。 今年(ことし)、県内では「世界(せかい)で最(もっと)も美(うつく)しい湾(わん)クラブ」の総会(そうかい)など大規模(だいきぼ)な国際会議(かいぎ)の開催(かいさい)が予定(よてい)されており、さらなる外国人観光客の増加が予想(よそう)される。ベジタリアンやムスリムが安心(あんしん)して食(た)べられるレシピを創出(そうしゅつ)する機運(きうん)を高(たか)め、商品化(しょうひんか)につなげてもらおうと今回初(こんかいはじ)めてコンテストを実施(じっし)した。 県内の飲食店(いんしょくてん)や宿泊施設(しせつ)などからノーポーク・ノーアルコール、ベジタリアン、肉(にく)・シーフードの三部門(ぶもん)に計(けい)四十六レシピの応募(おうぼ)があった。書類審査(しょるいしんさ)で各(かく)部門から五点(てん)を選出(せんしゅつ)した。十六日には県職員(しょくいん)や調理師(ちょうりし)ら審査員(いん)六人が試食(ししょく)して味(あじ)や県産(さん)の食品(しょくひん)が使(つか)われているかなどをチェック。グランプリ、準(じゅん)グランプリ、優秀賞(ゆうしゅうしょう)計十点を選(えら)んだ。 ノーポーク・ノーアルコール部門からグランプリに選ばれた「白エビ鶏白湯(とりぱいたん)らーめん」は、麺家(めんや)いろはを展開(てんかい)する「天高く」が出品(しゅっぴん)した。アルコールが含(ふく)まれていない調味料(ちょうみりょう)を使用(しよう)し、豚骨(とんこつ)を使用しないスープを取(と)り入れた。飯島次男(いいじまつぎお)・エリアマネージャーは「食べることは旅行(りょこう)の楽(たの)しみ。制限(せいげん)なく楽しめる環境(かんきょう)をつくりたい」と話(はな)した。 入賞(にゅうしょう)したレシピは、ベジタリアンやムスリムの旅行客向(む)けのメニューを提供(ていきょう)する飲食店や宿泊施設などを紹介(しょうかい)する専用(せんよう)ウェブサイト「TOYAMA(トヤマ) MUSLIM(ムスリム) FRIENDLY(フレンドリー) RESTAURANTS(レストランツ)」に掲載(けいさい)される。 ■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター) 記事を読んで考えよう(基本問題)(1)ベジタリアンとはどんな人のことですか。 a 菜食主義者(さいしょくしゅぎしゃ) b 野菜(やさい)の熱烈(ねつれつ)ファン c 野菜を作(つく)る人 (2)2017年に富山県内(とやまけんない)で宿泊(しゅくはく)したインドネシア人は延(の)べ何人(なんにん)ですか。 a 100人 b 9037人 c 42人 (3)飲食店(いんしょくてん)などから応募(おうぼ)があったレシピは3部門合計(ぶもんごうけい)していくつありましたか。 a 42 b 46 c 15 発展問題にチャレンジ(1)ムスリムの戒律(かいりつ)で禁(きん)じられている食品(しょくひん)はどれですか。 a 豚肉(ぶたにく) b パクチー c 大豆(だいず) (2)インドネシア以外(いがい)にムスリムが多(おお)い国(くに)の組(く)み合(あ)わせはどれですか。 a 日本、ニュージーランド b インド、パキスタン c フランス、チリ (3)ムスリムが安心(あんしん)して食(た)べられるように原材料(げんざいりょう)を選(えら)んで、製造(せいぞう)・調理(ちょうり)された食品は何と呼(よ)ばれていますか。 [ ]食品 小学校高学年以上(いじょう)イスラム教徒(きょうと)や菜食主義者向(さいしょくしゅぎしゃむ)けの料理(りょうり)コンテストが実施(じっし)された目的(もくてき)や背景(はいけい)を知(し)ろう。 発展問題(はってんもんだい)(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは2月9日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。 ■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)a (2)b (3)b 発展(はってん)問題(1)a (2)b▽1月20日の問題(5)の答(こた)えはaです。 PR情報
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