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【新聞わーくシート】奥能登地方のアマメハギ 世界無形文化遺産登録へ

ユネスコの無形文化遺産(むけいぶんかいさん)に登録(とうろく)するよう勧告(かんこく)された来訪神行事(らいほうしんぎょうじ)「能登(のと)のアマメハギ」=石川県輪島市門前町皆月(いしかわけんわじましもんぜんまちみなづき)で(今年(ことし)1月2日)

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 奥能登地方(おくのとちほう)(石川県(いしかわけん))の伝統行事(でんとうぎょうじ)アマメハギがユネスコの無形文化遺産(むけいぶんかいさん)に登録(とうろく)される見通(みとお)しになりました。地元(じもと)では喜(よろこ)びに包(つつ)まれています。

 ■掲載(けいさい) 10月25日朝刊(ちょうかん)3面(めん)

参考(さんこう)の記事(きじ)

 文化庁(ぶんかちょう)は(十月)二十四日、国連教育科学文化機関(こくれんきょういくかがくぶんかきかん)(ユネスコ)の補助(ほじょ)機関が、「男鹿(おが)のナマハゲ」(秋田(あきた))や「能登(のと)のアマメハギ」(石川(いしかわ))など八県(けん)十件(けん)の伝統行事(でんとうぎょうじ)で構成(こうせい)する「来訪神(らいほうしん) 仮面(かめん)・仮装(かそう)の神々(かみがみ)」を無形(むけい)文化遺産(いさん)に登録(とうろく)するよう勧告(かんこく)したと発表(はっぴょう)した。十一月二十六日から十二月一日までインド洋(よう)のモーリシャスで開(ひら)かれるユネスコ政府間委員会(せいふかんいいんかい)で、勧告通(どお)り登録が決(き)まる見通(みとお)しだ。石川では「奥能登(おくのと)あえのこと」、「青柏祭(せいはくさい)の曳山(ひきやま)行事」に続(つづ)き三件目。

 来訪神は、正月などに仮面をかぶったり仮装したりした人が「神」として家々(いえいえ)を訪(おとず)れ、幸福(こうふく)をもたらすとされる行事。十件はいずれも国(くに)の重要(じゅうよう)無形民俗文化財(みんぞくぶんかざい)に指定(してい)されている。政府は「地域(ちいき)の結(むす)びつきや世代(せだい)を超(こ)えた交流(こうりゅう)を深(ふか)める絆(きずな)の役割(やくわり)を果(は)たし、伝承(でんしょう)されてきた」として、昨年(さくねん)三月に登録申請(しんせい)していた。文化庁によると、補助機関は「地域文化の多様性(たようせい)を示(しめ)しており、保護対策(ほごたいさく)も取(と)られている」と来訪神を評価(ひょうか)した。

   ※    ※   

 石川県輪島市(わじまし)と能登町(のとちょう)で子どもの怠(なま)け心(ごころ)を戒(いまし)める伝統行事「能登のアマメハギ」を支(ささ)えてきた両(りょう)地域の関係者(かんけいしゃ)も喜(よろこ)びの声(こえ)を上げた。

 同市門前町皆月地区(どうしもんぜんまちみなづきちく)でアマメハギを六十年以上(いじょう)支えている地元保存(じもとほぞん)会の番場政晴会長(ばんばまさはるかいちょう)(81)は「地域に伝(つた)わる伝統行事を無(な)くしたくない一心(いっしん)で続けてきた。これからも継承(けいしょう)していかなければいけないという気持(きも)ちが強(つよ)くなった」と語(かた)る。

 能登町秋吉(あきよし)地区アマメハギ保存会長の天野登(あまののぼる)さん(83)は「長(なが)く続けてきた継承活動(かつどう)が報(むく)われた。夢(ゆめ)の夢みたいだ」と喜ぶ。三十五年前(まえ)から会長として、約(やく)百年前から伝わる来訪神の面(めん)やみのを並(なら)べた展示室(てんじしつ)を自宅(じたく)に作(つく)るなど伝統継承に努(つと)めてきた。

■監修(かんしゅう) 砂上昌一(すながみしょういち)(NIE(エヌアイイー)コーディネーター)

記事を読んで考えよう(基本問題)

(1)来訪神(らいほうしん)とは何(なん)ですか。

 a 農作物(のうさくもつ)の豊作(ほうさく)をもたらす神様(かみさま)

 b 海(うみ)の安全(あんぜん)と大漁(たいりょう)をもたらす神様

 c 家々(いえいえ)を訪(おとず)れ、幸福(こうふく)をもたらす神様

(2)今回(こんかい)、ユネスコの無形文化遺産(むけいぶんかいさん)に登録(とうろく)を勧告(かんこく)された10件(けん)の共通点(きょうつうてん)は何ですか。

 a 100年以上(いじょう)の歴史(れきし)をもつ

 b 国(くに)の重要無形民俗文化財(じゅうようむけいみんぞくぶんかざい)

 c こどもの怠(なま)け心(ごころ)を戒(いまし)める

(3)ユネスコの無形文化遺産でないものは何ですか。

 a 奥能登(おくのと)のあえのこと

 b 宇出津(うしつ)のあばれまつり

 c 青柏祭(せいはくさい)の曳山行事(ひきやまぎょうじ)

発展問題にチャレンジ

(1)今回(こんかい)、登録勧告(とうろくかんこく)をした理由(りゆう)でないものは何(なん)ですか。

 a 世代(せだい)を超(こ)えた交流(こうりゅう)を深(ふか)めた

 b 保護対策(ほごたいさく)がしっかりしている

 c 珍(めずら)しい農耕神事(のうこうしんじ)だから

(2)能登町秋吉地区(のとちょうあきよしちく)のアマメハギはいつありますか。

 a 1月2日 b 1月6日

 c 2月3日

(3)アマメとは何ですか。

 a 甘(あま)いマメ菓子(がし)

 b 能登地方(ちほう)の神様(かみさま)

 c いろりに長(なが)くあたるとできる火だこ

小学校中学年以上(いじょう)

 ユネスコの無形文化遺産(むけいぶんかいさん)に登録(とうろく)する見通(みとお)しになった「能登(のと)のアマメハギ」など「来訪神(らいほうしん) 仮面(かめん)・仮装(かそう)の神々(かみがみ)」について知(し)ろう。

 発展問題(はってんもんだい)(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載(けいさい)日を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは11月17日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。

 ■解答(かいとう) 基本問題(きほんもんだい)(1)c (2)b (3)b ▽発展(はってん)問題(1)c (2)c ▽11月4日の発展問題(3)の答(こた)えはcです。

 

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