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【始める】ヨガのすすめ(1) 深い呼吸

河崎幾恵さん(右)の指導を受け、ヨガで心身を整える女性たち=金沢市内で

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静寂 体の声が聞こえる

 何度かのブームもあり、日本で数百万人が愛好するといわれるヨガ。インド政府の「ヨーガ検定」でレベル2の教師資格を取得している河崎幾恵さん(68)=金沢市=の案内で、その魅力を伝える。

 「あーーー」。集まった人たちの声が会場に響く。河崎さんが市内で主宰する教室。参加者たちは声とともに息をはき出し、胸の前に合わせた両手を押し合って力を入れていた。息を出し切ると、「スッ」と一度吸う。続いて「あー」と息をはき出す。両手をともに上に挙げて肩をゆっくり回して下ろす。張り詰められていた力が抜けていく。

 二回目以降は声を出さずに息をはき出し吸う。ポーズのたびにその繰り返し。会場は静けさに包まれ、参加者は自らの呼吸の音だけを意識することになる。

 「すごいポーズをしなくてはならないと思っている人がいるかもしれませんが、それぞれの体調、体力にも応じてやってもできるのがヨガです」「体のことは普段ほとんど意識することはありません。動かすことでいろんなことを教えてくれます。体の声に耳を傾けてください」

 ヨガは五千年ほど前にインドで始まったとされる。古代文明が栄えたモヘンジョダロ(パキスタン)の遺跡からは、ポーズをとる人を題材にするはんこが見つかっているそうだ。二千五百〜三千年前に教典化され、修業する方法として確立していった。広く普及するようになる種は一九二〇年代にまかれた。ヨガ行者、医師らが加わって研究財団がインドに設立された。現在も近代医学的な知見から安全で効果的な呼吸法、体操が研究されている。

 始めるのに準備するものはマットぐらい。スポーツ用品店で購入でき、千円から一万円台まである。服装は動きやすいものであれば、何でもいいそうだ。

 河崎さんは日本ヨーガ療法学会の常任理事。金沢中日文化センター(金沢市武蔵町のめいてつ・エムザ、木曜午後六時から)、石川県女性センター(金沢市)などで指導している。問い合わせは河崎さん=電076(244)7282=へ。 (文・沢井秀和、写真・西浦幸秀)

 

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