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【着こなす】洋服で変身「魔術みたい」 藤舎秀志さん

▼ジャケット16万8000円(税別)▼ブラウス2万9000円(税別)▼スカート4万9000円(税別)▼クロコダイルバッグ27万円(税別)

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 「すてきな店に入れるというだけで、浮き浮きする」。横笛奏者で、金沢中日文化センター講師の藤舎秀志(とうしゃしゅうし)さん(55)=石川県小松市=は笑顔を見せる。中学生時代から笛を続けて四十年。舞台、けいこはもちろんフォーマルな場面で着物を通してきた。そんな秀志さんがどう変身するのか−。

 冬はセーターとスカートが定番。日常の服装は「流行を追っていない。普通の格好」。着物こそ「勝負服」といったところか。

 笛をしっかり吹くには背筋を伸ばして息をしっかり吸い込むことが基本。自然と姿勢もいい。ただ、洋服を着る際は、年を重ねるにつれて「この色が着られなくなった」「このラインが合わなくなった」。そんなつぶやきが出るようになったそうだ。

 銀座マギーの金沢めいてつエムザ店(金沢市武蔵町)が用意したのは、マギー専属デザイナーが手掛けたツイードのジャケット。淡いピンクを基調に、ラメの入った糸であしらった多彩な模様が目を引く。これに黒色のタイトスカートを合わせた。右側部分の刺しゅうが、品の良さを醸し出す。ブラウスは光沢のあるグレーで、左右のバランスが微妙なボウタイがおしゃれ。赤色のわに革バッグが全体を引き立てる。

 「私たちの年代になると、黒やグレーに走る。この年で膨張して見える服を着られたのはうれしい」。もう一着準備されたピンク色のジャケットとワンピースもまとったが、二つを試着して率直に喜んだ。

 それらの画像データを二十七歳の娘に携帯電話で送ると、「えーやんないの」との返事がすかさず届く。母娘のおしゃれ会話は熱い。

 取材であれこれ尋ねるうちに、決め言葉もさらりと出た。「お洋服で女は変わる。魔術みたい」 (写真・戸田泰雅、文・沢井秀和)

 

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