トップ > 北陸中日新聞から > 画中日記 > 記事

ここから本文

画中日記

能登へ 2 「あまちゃん」に会いたい

写真

 ×某月某日

 今月二十六日から東京「日本橋三越本店」で第一九回「NHKハート展」が開催される。障害のある人がつづった詩に、著名人やアーティストが「ハート」をモチーフに、アート作品として表現する展覧会で、私もご指名を受け、詩のイメージで作画し作品を送らせていただいた。

 一年間かけて全国を巡回するうち、私は東京展のオープニングセレモニーに招待をいただいた。だが、スケジュールに無理がありやむなく欠席せざるをえなくなってしまった。

 作画者リストの中には、昨年NHKの朝の顔として大ブレークした『あまちゃん』のヒロイン能年玲奈さんのお名前もあり、ミーハーの私は最後まで出席にこだわったが調整がつかず断念した。

 能年さんは、ドラマ上の母の故郷東北岩手県の三陸海岸沿いにある、架空の町で、祖母の後継者として海女になる役どころである。海女といえば、奥能登輪島市に潜海漁業を生業としてきた海士町がある。『あまちゃん』が大ヒットした余波で、輪島のあまちゃんも注目され、各種マスコミにも取り上げられたのを何度か目にした。

 資料によれば、ここの人たちは九州の鐘ケ崎の子孫であるらしく海女とはいわず「海士(あま)」といい、士分の扱いを受けてきたのだという。

 私の幼少の頃、この海士さんがわざわざ輪島から年に一度リヤカーを引きテングサやワカメ、イワシの糠(ぬか)漬けといった海産物を満載しわが家を訪ねてこられた。農産物との物々交換のためである。いつも同じ顔ぶれで私はずっと親戚の人だと思い込んでいたのを懐かしく思い出す。

 海士は、女性がその原動力であることから特別大事に育てられてきたといわれている。

 それにしても能年さんに会えないのがいかにも残念である。

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索