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北陸経済ニュース

福島印刷 21日から稼働 速さ2倍 新型印刷機

福島印刷が導入したDM向け新型印刷機=金沢市で

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「可変印刷」需要伸びに対応

 福島印刷(金沢市)は従来機の二倍の速さで処理できるダイレクトメール(DM)向けの新型印刷機を導入した。顧客ごとにDMの掲載商品を変える「可変印刷」により、販促効果のアップを狙う通販会社の需要の伸びに対応する。商品を色鮮やかに表現する機能も向上させた。(阿部竹虎)

 新型機はスクリーンホールディングス(京都市)のグループ会社が製造。福島印刷が技術協力して改良し、巻紙で毎分百五十メートルの印刷が可能になった。二十一日から稼働させる。生産性向上により、従来機と同じ価格帯でDMを供給できるという。投資額は約三億五千万円。

 高濃度の塗料を紙の表面上で素早く乾かせるよう、熱風や赤外線ヒーターの機能も強化した。三菱製紙(東京)と共同開発した専用のインクジェット紙を使う。化粧品や食品など、見栄えが重視される商品で強みを生かせるという。

 可変印刷のニーズが高まっていることを受け、福島印刷の二〇一九年八月期の単体決算では、DM関連の売上高が前期比9%増の四十二億円と主力分野に成長した。

 顧客の購買動向を把握する通販会社の情報分析力が向上していることが背景にある。従来は一万〜三万部といった小ロットの受注が多かったが、三十万〜百万部単位の受注が増えているという。

 従来型の二台も新型機と同等の性能に改造して十二月から稼働する。生産本部CE室の大塚貴康専任部長兼プロデューサーは「装飾品も含めて幅広い商品の分野に活用できる。数量の大きい受注に対応できる体制が整った」と話している。

 

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