トップ > 北陸中日新聞から > 北陸けいざい > 北陸経済ニュース > 記事

ここから本文

北陸経済ニュース

ふくさ 茶会に彩りを ユズの葉染め×加賀友禅図柄

金丸さん制作、10日披露

ユズの葉で染めた4色のふくさ=金沢市の高木屋金物店で

写真

 加賀友禅工房の金丸染工(金沢市)で働く作家見習いの金丸絵美さん(34)が、ユズの葉で染めた布に友禅の伝統的な図柄を描いたふくさを仕上げた。文化と工芸のイベント「金沢21世紀工芸祭」の一環として十日に市内で開かれる茶会で披露される。(蓮野亜耶)

 茶会は「伝統」と「現代性」がテーマで、主催する高木屋金物店(同市)が金丸さんに茶道で使うふくさの制作を依頼。草木染の経験があった金丸さんは「草木染と友禅の技術を掛け合わせて新たなものを作ってみたいと思っていた」と快諾した。

 当初は加賀野菜の金時草やイチジクの実や葉も試してみたが色が出にくく、安定して色が出るユズの葉を選んだ。布に色を定着させる液体に混ぜる金属もアルミや銅などさまざまに変えて、同じ葉から柿色のようなオレンジ色や若草色など四色に染め上げた。

 図柄は伝統的な「宝づくし」をアレンジして、金物店で販売されている鉄瓶や包丁、茶筒を宝に見立てて描いた。化学染料だと色が強すぎるため、自然の色に合う天然染料で描くことにした。

 金丸さんは「ユズの葉が生み出す色を見ると、優しいのに深みがある」とし「ふくさが茶会を彩り、参加する人の心に残るものとなれば」と語った。 

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索