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環境配慮型 新ブランド 東レ合繊クラスター、欧州焦点

環境配慮型の素材を使った新ブランドの製品=東京都内で

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「シンセティック・マジック」 

 東レと北陸三県を中心とした繊維関連企業でつくる東レ合繊クラスターは、植物由来原料の使用や環境負荷の低い加工など環境に配慮した素材の統合ブランドを新設した。十二日に東京都内で開いたクラスターの総合展で製品をお披露目した。環境配慮への意識が高い欧州を焦点に展開し、日本国内での浸透も図る。(中平雄大)

植物由来原料多く フッ素加工なし

 ブランドの名称は「SYNTHETIC MAGIC(シンセティック・マジック)」。リサイクル原料や植物由来原料を重量比で50%以上使った原糸・原綿からなる素材と、はっ水加工にフッ素を使わないなど環境負荷を抑えた加工を施した素材を対象としている。

 近年は欧米を中心にファッションや生活様式の場で環境に配慮した製品が消費者の注目を集めている。クラスターは二〇一五年に「グリーンイノベーション素材分科会」を設置し、環境配慮型の素材開発に取り組んできた。既存ブランドの中では植物由来の糸を使用したストレッチ素材「ヴァーチャレックス」がその代表格。今後は新ブランドで環境配慮型を前面に出し、消費者個人の価値観に訴えかける。

 新ブランドの一九年度の販売目標は五十万メートルと設定し、うち海外は二十万メートルとした。十年後には三百万メートルの販売を見据える。環境配慮型は欧米に比べて日本でまだ十分に浸透していないが、クラスターのマーケティング推進部会長を務める小松マテーレ(石川県能美市)の池田哲夫社長は「われわれが率先してやるという意気込みに価値があると思っている」と話した。

 

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