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九谷に親しむ 複合創作工房 小松、あす開業

(右)現代作家による作品が並ぶギャラリー(左)九谷セラミック・ラボラトリーの開業を祝う関係者たち=いずれも石川県小松市で

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作家の展示や体験コーナー

 九谷焼の魅力を伝える複合型の創作工房「九谷セラミック・ラボラトリー(愛称・セラボクタニ)」が二十四日、石川県小松市若杉町に開業する。陶土の製造工場をはじめ若手作家の工房や展示販売場、観光客の陶芸体験コーナーなどを備え、九谷焼に親しめるよう工夫した。(嶋村光希子)

 運営は県九谷窯元工業協同組合で、新たなシンボルにと建設を進めてきた。設計は世界的な建築家の隈研吾さんが担当。「大地と有機的につながるおおらかな平屋建築」というコンセプトで木材をふんだんに使い、屋上緑化を施した。

 陶土工場はガラス張りで、九谷焼の原料「花坂陶石」を粉砕して土にするまでを間近で見学できるほか、一連の製造工程を学べる常設展示がある。

 若手作家を育成するレンタル工房も見学が可能で、期間限定の作品展示を随時開く。体験工房(三十人規模)ではろくろ体験、絵付け体験など多彩なメニューを用意している。

 建設資金には繊維加工の小松マテーレ(石川県能美市)が企業版ふるさと納税の活用整備事業として小松市に寄付した一億八千万円を活用。屋上緑化の基盤に同社のセラミックス素材「グリーンビズ」を用いた。

 二十二日に記念式典があり、協同組合の宮吉勝茂理事長ら関係者がテープカットした。隈さんは「昔ながらの九谷焼と最先端の技術を合体させた空間に仕上がった」とあいさつした。二十三日に無料の内見会がある。

 施設は水曜と年末年始が休館。入館料は一般が三百円、高校生以下は百五十円。小松市内在住、在学の十八歳以下と六十五歳以上は無料。 

 

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