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北電 来月にも新ビジョン 社長会見 志賀廃炉、重ねて否定

会見する金井豊社長=東京都内で

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 北陸電力(富山市)の金井豊社長は十五日、東京都内で会見し、二〇三〇年に向けて事業の目標値を定めたビジョンを四月末にもまとめる考えを示した。三〇年時点の電源構成で「原子力を一定程度入れていく」とし、志賀原発(石川県志賀町)の廃炉を重ねて否定、早期再稼働を目指す方針を強調した。(中平雄大)

 新ビジョンでは、液化天然ガス(LNG)の販売量拡大や福井市でのガス事業への参入、スマートメーターの通信機能を活用した新サービスといった電気事業以外でも目標値を掲げる。電源構成では、全体の三割弱の発電比率を占めている水力発電を増やし、火力発電も石炭からバイオマスへの転換を進めるとした。

 原子力規制委員会の有識者調査団から直下に活断層があると指摘された志賀原発1号機について「電源構成を考えると必要な電源」と語った。昨年四月の電気料金値上げは「突き詰めていえば原子力が稼働しないことによるもの」とし、再稼働を目指して新規制基準の適合性審査を受けている2号機の後に1号機の審査を申請する考えを改めて示した。

 電力の小売り全面自由化が始まった一六年四月以降、首都圏で商店など低圧電力契約の件数が二月末で九千七百件となったことを明らかにし、「順調に伸びてきている」と手応えを語った。コンビニ大手のセブン−イレブン・ジャパン(東京)が三月から関東地方の約二千八百店舗の電気の契約を東京電力系から北電へ切り替えたことに関し、今後も首都圏で積極的に展開する姿勢を強調した。

 電気事業連合会会長の定例会見に合わせて、金井社長が最近の経営状況を説明した。

 

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