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狙いを聞く

コラボで可能性探る チャンピオンカレー 南恵太社長

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SNS通じ他社と交流 

 北陸を中心に全国でカレー専門店を展開する「チャンピオンカレー」(石川県野々市市)。「金沢カレー」の元祖として認知度向上に貢献する一方、異業種企業と積極的に協業(コラボレーション)に取り組む。会員制交流サイト(SNS)を通じた販売促進にも積極的で、南恵太社長は「新たな自社の可能性を考える機会となっている」と話す。(嶋村光希子)

 −SNSの活用に力を入れている理由は。

 「当社のメインターゲットは二十〜四十代の働き盛りや学生らの男性だが、それ以外の観光客や女性、シニア層にも新メニューや新サービスを広く紹介できるためだ。担当社員が積極的に情報発信しており、集客につながっている。社員からSNSを活用して発信したいという声やアイデアが上がった時に、柔軟に取り入れられる体制を大切にしている」

 −SNSを通じて他企業と交流することで、新たにユニークなコラボ商品も生まれている。

 「企業やお客さまなど、いろんなところで接点を増やしたい。当社のブランドイメージを理解してもらえるのはありがたく、良い形で進んでいる。看板商品の『Lカツカレー』の伝統を守ることはもちろん大切だが、時代に合わせた、さまざまな形や可能性を探るきっかけにもなる」

 −他社とのコラボで具体的に成功した事例は。

 「富山県のインド料理店『タージ・マハール』とカレー店同士で考案した新メニューが好評だった。北陸を題材にした漫画『北陸とらいあんぐる』とコラボしたポストカードも話題を集めた。採算性ありきではなく、今後も常にオープンな姿勢で面白いことを生み出していきたい」

 −北陸新幹線開業から四年が過ぎ、人気に変化は。

 「新幹線開業を機に金沢カレーが改めて観光客に注目されるようになった。当社の店舗は郊外の立地が多いため、お土産でも購入できる小売商品を充実させている。石川県白山市の自社工場では、レトルト商品より風味の良いとされるチルド商品を製造できる設備もある。独自技術で従来のチルド商品よりも長期保存が可能になった。通販サイトの昨年の売り上げは、新幹線開業前の二〇一三年から倍増した」

 −今後の展望は。

 「元祖・金沢カレーのブランドとして土台を確立させたい。一過性のブームにとどまらず、きちんとした食文化として根付けば。金沢カレーだけでなく、カレー全般で新たな事業に乗り出したい企業や個人の支援もできたら」

 みなみ・けいた カリフォルニア大サンディエゴ校経済学部を卒業後、2009年に大和総研に入社。東京都内の外食企業などを経て2013年1月より株式会社チャンピオンカレーに入社。同年7月から常務、16年10月から現職。創業家の3代目。趣味はネットゲーム。野々市市出身。33歳。

 会社メモ 1961年「洋食のタナカ」として金沢市で創業。北陸を中心に人気を集めるカレー専門店「カレーのチャンピオン」「チャンピオンカレー」の運営企業。旗艦店である「カレーのチャンピオン野々市本店」は、最大で1日2000人を集客。レトルトカレー、カレーチルドパックなどの販売も手掛ける。

 

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