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狙いを聞く

世にない商品 求める ユニフォームネクスト 横井康孝社長

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ネット集客で急成長  

 業務用ユニホームを販売するユニフォームネクスト(福井市)は二〇一七年に上場し、一八年十二月期決算の売上高が前期比16%増の約四十億円と成長を続けている。昨年暮れに新社屋も建てた。横井康孝社長は「商品開発力をつけて『世の中にない商品』を作ることに挑戦したい」と意欲を語る。(長谷川寛之)

 −成長の秘訣(ひけつ)は。

 「インターネット広告を中心に販売し、商品を選びやすいよう工夫して差別化を図ってきた。製造は別だが、受注から加工、出荷までを自社で手掛け、速さも強みだ。ストックをそろえ、最短で受注の翌日に届けられる。顧客企業にスタッフが一人増えた場合でも一点から購入でき、繰り返し注文してくれる」

 −昨年十二月に新社屋が完成した。

 「それまで本社、物流センター、倉庫が離れていたが、一つになったことでスタッフ間のコミュニケーションがとれ、何かあった時に即応できるようになった。物流センターと本社のスタッフは同じスペースで休憩しており、一体感が生まれ、モチベーションも上がっている」

 −今後の販売戦略は。

 「ネット集客に加え、直接訪問する営業で大口顧客を増やしたい。担当者には『どうやったら喜んでもらえて、当社とつきあってもらえるか』の意識を徹底。少しずつ実を結び、福井県の大口顧客から注文をいただくようになった。さらに強化し、百〜二百人規模の大口顧客を石川、富山両県や近畿エリアにも増やしたい。四月の新卒採用二人を営業スタッフとして増員することも検討している」

 −ほかに営業強化策は。

 「業種に合った専門のカタログを作って提案していく。例えば幼稚園や保育園で調理白衣やそろいのエプロンといったカタログを作った。また、ユニホームの導入が社員のモチベーションアップにつながることを示す提案も進める」

 −商品そのものの魅力も大切だ。

 「商品開発力は一朝一夕で身に付くものでない。まずは社員一人一人が商品開発の意識を持つこと。『今ある物をまねする』『できるだけ安い物を作る』では成長がない。『世の中にないもの』『顧客が欲しいと思っているが、今はないもの』を開発することに意味がある。非常にハードルは高いが、チャレンジしたい。新商品や話題の商品を出すことで自社の知名度を上げたい」

 よこい・やすたか 金沢大教育学部を卒業後、総合スーパーで2年半の勤務を経て1997年、父親が経営する前身のワイケー企画に入社。2007年に社長に就任。座右の銘は「継続は力なり」。趣味はマラソンで、17年から2年連続でホノルルマラソンに出場。福井市出身。46歳。

会社メモ

 1994年に福井市町屋でワイケー企画を設立、ユニホーム販売を開始する。2008年に飲食店向けユニホーム通販サイトを開設。11年に作業服、13年に事務服、14年に医療用の各通販サイトを開設した。15年に社号をユニフォームネクストに変更し、17年7月に東証マザーズに上場した。18年12月期の売上高は40億3000万円。本社は福井市八重巻町。従業員は18年12月末現在、パートを含め121人。

 

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